2017年3月11日 (土)

大雨にも負けずイノシシにも負けず

1番 和田博之

  ――提携を始めた40年前より自然条件が厳しくなっているように感じますが、どうですか。

 確かに以前より大きく変わってきています。特に激しいのはここ23年です。雨量、曇りや雨の日が多く、これに加えて気温の変化が激しく、作物やニワトリが対応しきれないものが多く見られます。生育不良になって小ぶりのものや不良品が多く出て、不作となります。また不思議と天候不順だと虫の発生は多くなるものです。

 対策としては、土の中の水分量をいかにコントロールするか、工夫が必要になりそうです。

 ――イノシシやその他の野生動物による被害も多く、対策も大変のようですね。

 野生動物の中で田畑に大きな被害をもたらしているのはイノシシです。昔は私達の住む房総半島には居ませんでした。13年程前から大発生し、近くに山林のある田畑は囲いを造らないと荒らされて耕作不能になってしまいますので、電柵、トタン、ワイヤーメッシュ等で周りを囲います。多くの労力とお金がかかり、そうしても破られて荒らされることがあり、やりがいのなさにがっかりする生産者も少なくありません。

 この他に作物やニワトリを荒らす者どもは、動物ではタヌキ、マミ、ハクビシン、イタチ、ペレット、ウサギ、ネズミ、モグラ等です。鳥類ではカラス、ハト、ヒヨドリ、キジ、タカの類等。虫では20種類以上の害虫が見られます。以上の者たちが被害を起こしますので、それぞれに対応を工夫しなければなりません。

 ^――和田さんのところは山の中で、被害にあって悔しがっておられましたが……

 10年程前にジャガ芋を全部イノシシに食べられてしまいました。エーッ!こんなことまでやるのと驚くばかりでした。今は畑の周りを二重に囲ってありますので、小さな被害はありますが、治まっています。

 それから昨年11月、イノシシが鶏小屋の中に残り餌(ぬか)があるのを知って、トタンを破って入るのを覚えられてしまいました。生きたニワトリは食べませんが、体重があるので大きな穴をあけられ、修理が大変でした。電柵を張ったので、その後は入らなくなりましたが、今度はタヌキに入られ、一夜に10羽以上、3回もやられました。トタンの弱い所の土を掘って入ったのです。タヌキは12羽しか食べませんが、ニワトリが逃げ惑うのを噛み殺す性質があるので、被害は大きいのです。ワナを仕掛けて捕えましたが、超メタボの古ダヌキでした。

生産グループの平均年齢も上がって、気象条件の悪化、虫の発生、野生動物等の被害・対応など体力を要する仕事も増えてきています。みんな疲れ気味なのかな~と時々感じるこの頃です。

――お元気ですね。81歳なのに露地で野菜をつくり、ニワトリを飼い、週三回は出荷と仕分け作業、その上に運転助手として配送に来て下さっています。40年前と表情も姿勢もお話しぶりもあまりお変わりになっていないように感じますが、元気の秘訣は?

自分では年齢相応だと思っています。元気なわけって、改めて考えたことはないのですが、露木先生にお会いし、食べる会の皆様におつき合いいただく中で人、自分、社会、自然を大切にする生き方に目覚め、私の価値観は変わりました。

・自然に学んだ発想と自信

   ・正しい食べ物と食べ方

   ・偏らない運動(血液の循環)

   ・いつも感謝の気持ちを持って

・何かのお役に立てばという自覚

 こんなことを日々思いながら農作をし、生活を送っているだけですが……

 

 ――そろそろ春の農作業が始まりますか。

 二、三日前にウグイスが鳴きました。


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フキノトウ出荷・イノシシ対策・のし餅づくり・シイタケ原木準備

55番 稲葉洋海

131日(火) イノシシのワナ見回り、エサ補充をしてから、出荷場へ。

  今日の出荷物は卵、里芋、大根、生姜、フキノトウ。1コースの配送で、事務所に寄って三多摩方面を回る。

★自分のところは旧三芳村増間にあります。山間地なので、ふきのとうが自生し、110日から出荷しています。わが家は自分と妻、発足2年目の生産グループに参加した妻の両親の4で農作業をやっていますが、フキノトウを採るのは主に父が行い妻がときどき手伝います。   

2 1日(水) 餌を鶏小屋に運び入れる(毎日の鶏の世話は父の仕事)。そのあと近所の手伝い。  杉の木の伐採と切り落とした枝の片付け。イノシシの処理とワナの復旧。出荷準備。夜は「みんなの家」で  生産グループ臨時定例会。春に入れる鶏のひなの問題。

★イノシシ対策は重要な日課です。「イノシシのワナ見回り、エサの補充」「イノシシの処理とワナの復旧」って?と思われるでしょうから説明しておきます。イノシシ対策というと、柵に電流を流す方法(電柵)を思い浮かべられるでしょうが、それは畑や田んぼへのイノシシの侵入を防止するもので、山間地の自分のところではワナを仕掛けています。ワナには「箱ワナ」と「くくりワナ」があり、自分のところでは両方やっています。

箱ワナは、家庭にある大型冷蔵庫を倒したくらいの大きさの金属製の檻の中にヌカなどのエサを入れ、イノシシが檻の中に入り、トビラを落とす仕掛けにあたると、閉まる仕組みです。くくりワナは、ワイヤーを使い、先端を輪にします。この輪を締めるいろいろな仕組みがあり、バネ等を使い、イノシシが輪に足を入れると仕掛けが作動して、ワイヤーで締めて捕える方法です。箱ワナもくくりワナも両方ともエサを入れた方がイノシシが寄って来るので、両方にエサを置いています。エサのヌカを食べるのはイノシシだけでなく、トリやタヌキ、アナグマ(この地方ではマミといいます)などが食べるので、エサがなくなっていることがあり、見回って補充します。毎日見回るのは、イノシシが捕まったかの確認と、箱ワナですと、トビラが閉まっていても箱の中に何も入っていなかったり、くくりワナですと、ワイヤーの輪が閉まっていても何もいない場合があり、そうした時にはエサを追加したり、ワナを復旧する必要があるからです。

今日はイノシシがワナにかかっていました。「処理」と書きましたが、正式な用語では「止め刺し」。自分は捕獲資格を取っています。はずして再度ワナを仕掛け直します。2月3日にも捕まりました。イノシシ対策は冬期だけでなく、1年中続きます。年間50頭ほど捕獲します。

2 2日(木) 出荷(卵、里芋、大根、生姜、フキノトウ、ブロッコリー)のあと、生産グループ会計の仕事として農協に行き、あちこちに振り込み。のし餅づくりの準備(米とぎ、薪の準備)。ワナの見回り。夜は生産グループ会計のまとめ。父は、春のひよこの導入に備えて鶏小屋の修理を始め、毎日続ける。

★自分は生産グループで会計の役をしていて、219日の総会に向けて1年間のまとめの仕事を一生懸命しました。

そのほか鶏対策の臨時定例会や役員会もあって、多忙の1週間となりました。

2 3日(金)のし餅づくり。イノシシの処理、ワナの回収・修理。夜、生産グループ役員会。

★来週のし餅の出荷になります。前日水に浸したもち米の水を切り、昔ながらの木製のセイロに入れます。庭の隅でスチール・カマドと羽釜で薪を燃やし、セイロを載せてふかします。次にふかしあがったもち米を餅つき器(3升用)でつきます。つきあがったら水を入れた大きなボールに入れます。それを1キロくらいに切ってビニール袋に入れ、ハカリに載せてきっちり11キロに調整してから、ビニール袋の半分になるようのします。

役割分担は、母が庭で火の番とセイロにもち米を入れる仕事、妻が餅の取り出しとビニール袋入れ、それに餅つき器を洗って次のスタートの段取り、自分は釜にかけたセイロを運ぶ力仕事や餅をのす作業をします(父は鶏の世話)。

1セイロで約6キロの餅がつけ、これを何回か繰り返しました。

2 4日(土) 出荷場へ(卵、里芋、ブロッコリー、フキノトウ)。イノシシのワナ設置。シイタケの原木にする木を倒す準備として周りの邪魔な竹や木を片付ける。出荷前と夜、生産グループ会計のまとめをする。家族は畑に敷わらをする作業。

★シイタケの「駒打ち」の準備に取りかかりました。シイタケ栽培の作業は、山の斜面で木を切って枝を落とし、1メートルくらいの丸太をつくることから始まります。これを乾かして、木の太さによって50100以上ドリルで穴をあけます。そこに菌を打ち込み――これを「駒打ち」といいます――、条件の良い場所に置きます。切る木の周りをきれいにすることは今後のために大切です。「駒打ち」をした原木にシイタケが出てくるのは、2年後です。

2 5日(日) 鶏の世話。生姜の水洗い。シイタケ用の木を倒す準備。

2 6日(月) 鶏の世話。シイタケを取って、干す。自家用の精米と出荷準備(ナ花、ブロッコリー、卵、里芋、フキノトウ、のし餅)。

家族は畑にわらをする作業。


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お正月明けの農作業(1月7日~13日)

50番 渡辺克夫・悦子

「お正月過ぎのこの時期、三芳ではどのような農作業をしていますか」というおたずねですが、この時期は種まきとか定植などはまったくしません。畑にできている冬野菜を収穫して出荷しています。加工品づくりをします。今週私が新しく取り組んだ作業は、畑へのイノシシの侵入を防ぐ電柵設置です。妻は味噌の仕込みに入りました。先週のわが家の農作業は次のようです。出荷の荷づくり、畑仕事は二人でやっています。一緒でないものは名前を入れました。

 1月 7日(土)朝室内温度4℃。晴。初荷。朝食前に出荷の箱詰め。鶏に餌をやって採卵(毎日朝と昼2度行います)。定刻の845分出荷場着。出荷物は卵、大根、里芋、ネギ、ナ花、ブロッコリー、カブ。初荷の配送を送りだしてからグループのメンバーで新年を祝う。午後8戸の仲間と恒例の白山様(海老敷地区)にお参り(克夫)。この日玉ねぎの間の草取り(悦子)

 1月 8日(日)朝6℃。うす曇り、午後雨。朝のうちに火曜日出荷予定の野菜取り。10時より電柵予定地掃除。午後は味噌づくりのための大豆選別を二人で終えてから農休。

 1月 9日(月)朝7℃。チラチラ雨、午後3時過ぎより晴。北風強し。朝のうちに里芋の荷造り。終わってから精米。午後電柵予定地掃除(克夫)。切干大根づくり(悦子)

 1月10 日(火)朝7℃。晴。配送当番の日。朝食前に出荷物袋・箱詰め。出荷場へ。出荷物は土曜日の品目のほか椎茸、白菜、特注のもち米。1040分、56番八代さん運転3号車(横須賀、横浜方面)に助手として乗り、出発。終わって三芳着9時(克夫)。切干人参づくり、キャベツ畑ネット張り(悦子)

 1月11日(水)朝8℃。曇り。午前中二人で明日の出荷の荷づくり。午後、運転免許証更新のため高齢者講習会(私は昭和14年生まれで、77歳)。1250分~16時まで。夜7時からみんなの家で価格検討委員会(克夫)。味噌づくりに使う米麹用の米とぎ(悦子)

 1月12日(木)朝5℃。晴。出荷日。卵、大根、人参、白菜、ネギ、里いもと玄米・白米を出荷。今日は出荷増減担当。これは前回予約した出荷量に変更のある人から7時~7時30分の間に自宅電話で受付け、出荷事務に連絡する仕事。22人中17人から変更連絡。11時出荷を終わって買物へ。午後イノシシ処理に使う電柵掃除(克夫)。前日といだ米をふかし発酵(悦子)

 1月13日(金)朝8℃。晴。出荷の荷づくり。11時より血圧薬とりに。午後白米・玄米の袋詰めのあと電柵予定地の掃除(克夫)。米麹の切り替えしをし、大豆を洗う(悦子)→このあと大豆を茹でて麹と混ぜ合わせ1年間醸成。大豆の種を播いてから2年がかりです。



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2017年1月21日 (土)

今年一年を振りかえって 

本番を迎え、予想通り「鶏インフルエンザ」が国内で広まりつつある。私たちの養鶏の羽数は1軒あたり300羽程度で、大規模な養鶏所と比べると100~500分の1程度である。しかし先日、家畜保健所より鶏舎の周囲に石灰をまくよう連絡があり、その3日後くらいに担当の方が様子を見にきた。昔に比べ養鶏農家は減ってきているとはいえ、私たちのような小規模農家まで一軒一軒見回するのも大変だと思う。私たちの養鶏の場合は基本的には「安全な鶏糞が欲しい」という考えで行なっている。よってもしも発症した場合は、自分というよりも、自宅から周囲数十㎞圏内の大規模養鶏農家の方に迷惑をかけてしまう事が心配である。また、鶏を本来の目的であるお肉にするための殺処分でも抵抗があるのに、鶏舎の中の消毒や、罪もない鶏たちが処分される様子を目にすると心が痛む。

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この一年色々なことがあったが、三芳では、決して忘れる事の出来ない悲しい出来事があった。それは、私が生産グループに入会してから初めて不祥事による退会者が出た事である。確かに今までも色々な事でもめる事はあった。しかしそれは会やメンバーが前へ進むために必要な事。しかし今回は仲間を裁かなくてはならないという、言葉に言い表せないような状況になった。食べる会の方から「一回だけ見逃してあげられないのか?」という温かい言葉もいただいたが、三芳側の考えを尊重する形で退会が決定した。実際には当事者(家族)より会に対し、退会との話が伝わった形で決着。そこに至るまでに、当事者抜きでの全体会議も行ったが、とにかく他のメンバーの「農薬」に関する厳しい考えがヒシヒシと伝わってきた。なかには「農薬を使ったら楽だろうな~などと、農薬や化学肥料の事を考えるようでは既にダメ(退会に値する)だと思う」という生産者もいたほど。私も皆の意見を聞きながら、自分が他のメンバーより甘い考えでいたと反省した。逆に考えると、生産者は自分の田畑の安全性に対し本当に真面目に取り組んでいる事がわかった。いつも「三芳は食べる会の方に感謝しなくてはいけない」という話ばかり述べているが、今回だけは「食べる会の会員の方は、こんな頭の固い農家の人達と知り合えて幸せなのかも…」と感じました。しかし考えてみれば43年前に会が発足した時の消費者と生産者の熱意は今も変わっていないという事だと思います。

退会した先輩とは本当にたくさんの楽しい思い出があります。そして、ちゃんとそのお礼も言えぬままの退会となってしまい、申し訳ない気持ちもありますが、今後は同じような事が発生しないよう、メンバーはより一層気を引き締めていかなければならないし、これからもずっと一緒に笑顔が絶えない会でいられるよう祈りつつ、今年最後のメルマガを結びたいと思います。 

生産者番号 56番 八代弘樹


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短編集の公開 その3  ~ フェイスブック(Facebook)の情報より ~

10月22日 松ぼっくりと地元の海  

ようやく冬の足音が聞こえてきたようです。幼稚園の先生をしている娘からのリクエストで、松ぼっくりを拾いに行きました。周囲からの目を気にしながら、夫婦二人で地元の海岸にある松林の中を探索。しかし、大きな松ぼっくりがなかなか見つからず苦労しましたが、松林を抜けて海側に出ると目の前には太平洋の荒波が。娘のお陰で久しぶりに地元の海を眺めることができました。

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10月26日 カブの出荷基準

ドラえもん風に言うと「カブ用メタボ測定器~」(笑)。今年も手作りのこのアイテムが登場。これがあれば規格に合うかどうかが一発でわかります。カブが、小さな輪よりも大きく、大きな輪よりも小さければ出荷できます。今のところ、カブを出荷しているのは私だけ。しかも今年のように出来が悪いときは「もう少し規格を甘くしてよ~」と言いたいところですが、グループで出荷している以上、迷惑をかける事はできないので、ぐっと我慢です。

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しかし、そういう規格外のカブは私の大好物の「菊花カブの甘酢漬け」となり私の胃袋に入ります。今年のように極端に野菜が少ない時は、私たちの野菜を待っていてくれる会員の皆さんが最優先。ですからB級品でもないとなかなかお腹一杯は食べられなかったりします。早く野菜が増えてきて欲しいです。

11月15日 新兵器の紹介!

我が家のトラクターの秘密兵器を大公開!ロータリーの所に木製の突起が5本あり、畑を耕す時に突起部分を立てると畑にスジが付き、すぐに種をまく事ができます。二人で紐を引っ張って種まきしている人を見かけますが、我が家はこれがあるお陰で一人でどんどん仕事が進められます。ちなみに20年くらい前に父が考案したものです。ちょっとした工夫で作業が楽になりますよ。皆さんもどうですか。

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11月21日 鶏の解体作業

今から、鶏の解体作業です。我が家の鶏たちともお別れ。昨夜、母と一緒に捕まえました。毎年の事ですが、やっぱりさみしいです。しかし現在、解体作業中ですが、羽を抜く作業に使う機器が漏電で作業ストップ中。先が思いやられます。でもがんばりま~す。

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11月23日 畑の陥没事故

最近、都会で発生している地面の陥没事故。しかし犠牲者が出ていないのは、さすが日本だと感心していましたが、ついに我が家の畑でも発生!私の手抜き作業ではなく、「もぐら」の仕業です。おかげでチンゲン菜の苗が沈没。しかし、もぐらがいるのは安全で良い畑の証。畑は私が管理はしていますが、同時に動植物たちのものでもあります。トンネルにより土の中に酸素も入り野菜も元気になります。しかし、隣の人参畑は見逃してね(笑)。これからも一緒に畑を守っていこうと思います。

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11月30日 人参の洗浄

ほんとうに今年は雨ばかり。畑の端には常に水たまりがある。よって我が家の人参も収穫すると泥だらけのため水で洗って出荷している。大きく立派な人参であれば少しくらい手を抜くのだが、小さくて出荷規準の重さスレスレの物もあるので、仲間の品質管理係へやる気をアピールし、チェックを甘くしてもらうためにピカピカにしている(笑)。しかし、洗いたてはオレンジ色が冴えて、そのまま生かじりしたいほど、ほんとうにきれいな色になる。洗う作業も大変なのだが、自然の作り出す色はどうしてこんなに素晴らしいんだろうと思う。人参を洗った直後だけ見ることのできるこの色彩!家にいて紅葉狩りに行ったような気持ちになっている今日このごろです。

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12月9日 ブロッコリーの成長!

この暖かい気候で我が家のブロッコリーも日に日に成長しています 。天敵である芋虫たちも 近くにある キャベツや白菜の方が味が良いらしく、そちらにお出掛けのため、今年はブロッコリーが助かっています。ブロッコリーは花の株を食べます。しかしよく見ると一つの花は、数百数千という小さな 花が集まってできています。その一つ一つの小さい花は みんなお行儀良くその口を閉じています。開いてしまうと 野菜としての価値が落ちてしまいますので、農家としては助かります。

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そういえば今年いっぱいで解散するSMAP の「世界で一つだけの花 」は私も好きですが 、ひとつひとつの花の役割という意味ではこのブロッコリーの花のようにずっとメンバーの5人はチームワークを乱す事なく長い間頑張ってきたのだと思います。最後は色々ともめ事はありましたが、長い間のご苦労に感謝したいと思いますし、これから個々の活動の中で、昔のSMAPの頃の思い出を懐かしく感じる事もあるでしょう。これからは野に放たれた蝶のように、それぞれの進むべき方向へ羽ばたいてほしいと思います。

 次回は今年最後のメルマガになると思います。今年も色々とありましたので、私個人の感想も含め書かせていただきたいと思います。

生産者番号 56番 八代弘樹


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イモムシバスターズ登場!   ~ 冬キャベツにも良さがある ~

一番早く野菜を出荷するというのは気持ちがいいものである。今年は11月24日に冬キャベツを初出荷。もちろん会のメンバーの中でも最速である。というのは、今年から生産者側で「冬キャベツと春キャベツの出荷が重なった場合は春キャベツを優先させる事とする!」というルールが正式に決まったからである。以前にもお話したように、その背景には食べる会の会員の方の好み、そして品種改良などで比較的寒さに強い春キャベツが開発されてきたという事もある。しかし各生産者はそれぞれが野菜の作付けを管理していて、なるべく長期間出荷が続くように、同じ品目の野菜でも早く作る人と遅く作る人がいる。ですから春キャベツも早めに苗を仕立てれば冬キャベツと同じようなタイミングで出荷するのも不可能ではなくなった。しかし早く種をまいて育てると寒くなる前にキャベツが丸くなり出す。するとそこをイモムシたちが狙い定めたように食いついてくる。春キャベツであれば葉が薄くやわらかいので、冬キャベツに比べなおさら被害も拡大しやすくなる。昨年までは冬キャベツを作っていた我が家も、虫取りが大変だという事、そして「春キャベツ優先」の新ルールの内容を母にも伝えたので、もう冬キャベツは作付けしないと思っていた。しかし母から返ってきた言葉は「早く出荷すればいいんでしょ?」だった。我が家はずっと冬キャベツだけを作っていたが、私がグループの方向性に合わせるように3年前から春キャベツを作りだした。そしてそれからは母が冬キャベツ、私が春キャベツのメーンの担当として管理してきた。しかしこのルールにより冬キャベツの立場が弱くなってしまったのは確かであるが、母は多分「冬キャベツには春キャベツとは違った良さがある」と考えたのであろう。今年の作付け量は7割程度に減らしたが、母の「冬キャベツ計画」は密かに進められており先日それが実を結んだ。しかも、母も春キャベツに参入!そして種苗会社のパンフレットで吟味して、私と違う種類の品種を作付けしたようだ。ちなみにその品種名は企業秘密なんだか、本当に忘れてしまったんだか(笑)は定かではないが、私が聞いても教えてくれない。しかたなく私も自分が管理している春キャベツを定植して世話をしている。

こういう話をすると、1つの家庭でこのような管理の仕方はおかしいと感じる人もいると思うが、それぞれがそれぞれの方法で出荷に向けて頑張っている。また考えようによっては母の品種は初めてであるので試験的な要素も同時進行していると言える。もちろん失敗する時もあるが、お互いに相手の良いところは吸収しているし、車を運転できない母は近くの畑を、そして私は母の出来ない遠くの畑の世話を中心に行い、そして相手が管理している畑にも時々目をやり手助けもする。例えば、どちらかというと朝早いのは苦手だが夜の仕事は苦にならない私は夜の虫取りを担当。ちなみに毎年この時期、私はヘッドライトを頭に付けて畑で虫取りをする。5年前までは父と一緒に行っていたのだが、私も先輩である父より先に「先にあがるから」と言い出せず、寒い中、父が先にあがるまで我慢していた記憶がよみがえってきた。現在、イモムシバスターズは一人だが、それはそれでマイペースでできて好きな時にあがれるのでそんなに嫌ではない。

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虫取り…と一言でいっても奥が深い!一番の天敵である夜盗虫は名前の通り夜に活動する。また暖かい日は活発だが、霜が降りるような日はキャベツの丸まった葉の中や大きな葉の裏側にいる事が多いので見つけづらい。したがって、同じ場所を最低3日間は行わないといけない。しかし3日間行っても駆除は8割程度。しかし虫が2割になると野菜も出荷できる程度のものになる。また、駆除率を上げるコツはイモムシたちの「フン(うんち)」を観察して、そのキャベツにいる虫の種類や数を推測する。ここで名探偵の素質が試されるわけである。

大きいイモムシは大きなフンをする。また、たくさんいればフンの量も多い。そしてモンシロチョウの幼虫のフンは少し緑がかっている。それは食べた葉の色が完全に消化されずに出てくるという事。それに比べ夜盗虫は完全に消化しているのか茶色や黒色をしている。ちなみに色的には茶色の夜盗虫の方が発見しやすい。

そしてフンがどこにあるかも重要!したがって雨あがりなどは流れてしまっているので手がかりが乏しく、そのために見落としも増えてしまう。ですから「このフンの量からするとあと2匹はいるはず!」と推測しその通りになるとうれしい。そして、自然と「この野郎~ 隠れても無駄だ~」などとイモムシを相手に大人げない言葉を発している。また、暖かいせいか「ナメクジ」や「カタツムリ」もキャベツを食べているので驚く。刑事ドラマが好きなせいか「がさ入れ」に入った時のような気分で、一晩に200~300匹くらいのイモムシを退治する。もちろん隣の列にはブロッコリーも植えてあるが、キャベツの葉の方がイモムシには人気のようです。いよいよ今年も残りわずか。暖かかったので年末に向けて種をまいた野菜が早めに出荷されてしまった感はありますが、これからブロッコリーなど、新顔が出荷されるといいですね。

生産者番号 56番 八代弘樹


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異物混入で大騒ぎ!

最近よく耳にする、製品のリコールに関するニュース。自動車(エアバッグ)や瞬間湯沸かし器、温風ヒーターなどの不完全燃焼により人命に係わるものもあるようであるが、最近ではスマートフォンからの発火等も増えている。しかし、スマートフォンもサイズはそのままに機能はどんどん向上している。はっきり言ってパソコンと同等の機能を持っているにもかかわらず、パソコンには当たり前についているCPU[中央演算装置(人で言うと頭脳にあたる機器)]を冷やすためのファンがスマートフォンにはついていない。パソコンはCPUの演算能力が画期的に向上したが、同時にCPUから発生する熱も増え、現在ではCPU自体に冷却用のファンがついているものもある。よってスマートフォンの内部はいったいどうなっているのだろうかと私は不思議に思う。ですからそのスマートフォンを炎天下の車内に放置したりすれば燃え出して当然ではないかとも思う。しかし消費者を守る法律(PL法)などもでき、昔に比べ企業側の責任も重くなってきた。

また、身近なリコールとして食品がある。以前は冷凍食品に「農薬」の混入があったりして大騒ぎした頃もあったが、最近は「虫」が入ったり、製造過程で機械部品が破損してその一部が入ったりするケースもある。海外ではペットフードやベビーフードに毒が入っていたり、信じられないようなケースの報告もある。口に入るものだけに気になるところであるが、それに備え企業側でもトレーサビリティーを強化し、製造番号の管理等をして該当の商品を絞り込み、回収も最小限で済むように努力しているようだ。

私たちのグループも私が入った頃はポストで会員の方が荷分けするところが多く、何かあった場合はすぐにその野菜を生産(出荷)した人がわかる仕組みであった。しかし現在はワンボックスや宅配便の方が増え、出荷元でセットにしてしまうため、通常は小袋入りの野菜以外は生産者がわからない。しかしながら、セット野菜を詰める際は生産者の目に触れる事になるため、その場で互いに目を光らせ注意し合って品質の向上に努めている。しかし一般のそういうリコールのニュースを目にしても、私たちの場合は野菜をそのまま届けるだけなので、あまり関係ないと考えがちである。ちなみに過去の「異物騒ぎ」といっても、収穫時に使用したハサミや手袋などの道具が入ってしまった程度で、翌週の配送でその品を返されるだけである。しかし先日我が家でもちょっとしたハプニングが発生した!

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皆さんご存知だと思いますが、我が家は小麦を作っている。そしてここ数年間は小麦のまま業者に送り「小麦粉」と「うどん」に加工してもらっていた。また今年の感謝祭でたこ焼きに使う分は時間に余裕がなかった事もあり、知り合いに加工をお願いしたのだが、5年くらい前までは家で加工していた事をふと思いだし、製粉機と振るい機を掃除して使ってみる事にした。2つの機械の掃除と調整は考えていたより大変で部品を外してブラッシングしたり掃除機で吸い取ったりした。製粉機はモーターと機械が平たく長いベルトでつながり動力を伝える仕組みであり、最初はそのベルトが滑ったり外れたりしてなかなか思うように進まなかった。そして、ようやく要領がわかり、作業が軌道にのってきた矢先の時でした。網をとめているプラスチックのつまみが1つ無くなっている事に気付きました…冷汗。さあ大変!キッチンにザルを取りに行き「ドジョウすくい」ではなく「つまみすくい」の開始。かなりの量を調べて残りわずかとなり「やり直しかな…」と思った時にザルにつまみが引っかかりホッとしました。なお、2つの機械の写真を添付します。はずれたつまみもわかるようにマークしておきますのでご覧ください。

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そのつまみは手で回して締めるタイプで私もしっかり締めたつもりだったのですが、モーターと連結され網ごと激しく揺さぶられる部分なので、少しずつ緩んだのだと思います。ちなみに、その時は内緒にしていましたが、その後にもう一度外れました。しかしすぐに気付いたのでセーフでした。業者に加工を頼むと7割くらいが手数料で取られてしまいますが、やはり手間のかかる作業なんだと実感させられた体験でした。

以前、この作業は父が担当していました。私が引き継いでからは、うどんにチャレンジした事もあり、ほとんど業者に委託していましたが、特に振るい機は動き出すと「ガチャガチャ」と大きな音を出します。父も久しぶりのその懐かしい機械の音が聞こえたのでしょう。様子を見にきてくれました。顔も作業着も粉で真っ白になり、また久しぶりの作業だったので古い機械の整備や調整で大変でしたが、麦の「種まき」「草取り」「収穫」「脱穀」「乾燥」「磨き」「製粉」「袋詰め」「出荷」と、我が家の麦の一生の全てに自分がかかわった事の満足感はまた格別でした。

これから、人だけでなく「鶏インフルエンザ」も流行ってくると思います。「対岸の火事」と思わずに気を引き締めて、無事に新年を迎えたいと思います。

生産者番号 56番 八代弘樹


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農家の意地と感謝の気持ち!  ~ 苦境に立たされ、より一層強まる絆 ~

新穀感謝祭後の配送でポストの方から「久しぶりに感謝祭の畑見学に参加して涙が出ました。」と言われた。生産者の畑の無残な野菜の姿を目にしたとの事。「百聞は一見に如かず」である。毎年行っている感謝祭であるが、より多くの会員の皆さんに気軽に畑を見学していただきたいと、昨年より更に感謝祭のイベントの開始時間を少し遅らせて畑見学の時間を長く設けるようにしたのが良かったようである。

そして、皆さんご存知の通り今年の秋は天候不順で大変でした。もちろん畑の管理も大変でしたが、一番大変だったのは「生産グループとしてこの苦境をどう乗り切るか」でした。結果的に食べる会の役員の皆さんへその旨をお伝えしたうえ、配送や宅配を交互に休む事で1回の荷物に対して最低限の量を確保し、私たち三芳側もダメージを最小限に抑える事ができました。今回に関しては、各野菜の状況を会員の皆さんにお伝えするだけで精一杯で、各品目の出荷規格をもう少し甘くするかなどと検討している余裕もなく、またほとんどが苗の段階で被害にあっているため、そういう救済措置をとったとしても、それによってどこまでの野菜が救えて、どれだけの野菜が増えるかなどという事も未知数でした。ですから今回は食べる会の皆さんの素早いご判断により危機を救っていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

しかし、今回のこの一件で生産者側も学ばなければならない事があると思う。それは「農家としての意地(プライド)の再認識」。私は「天候不順」に続く、この野菜の不作の原因は各農家の「昨年と同じようにやっていれば、そこそこの収穫はできるだろう」という考えにあると思う。超大型台風直撃等という事であればやむを得ないが、「異常気象」は今年から起きたわけではない。少なくても4~5年前からはニュースでも取り上げられている。確かに「リスクをおかして失敗したらどうする」という考え方も一理ある。しかし「昨年よりも確実に収穫量を維持する方法」はまだ残っていると思う。

昔、会員数が千人以上だった時は「出荷量を増やすには、条件のあまり良くない畑をどう活かして野菜を作るか」がポイントであった。しかしそれは、生産者も若く、昼でも夜でも動ける余裕があった時の事。家から距離があり、なかなか目のゆきとどかない畑を管理するのがどんなに大変かは今までにメルマガでお話ししてきた通り。生産者は22軒。そして2人で働いている家庭がほとんどだと考えると、毎年生産グループ全体で44歳(22歳×2人分)の歳をとる事になる。若い二代目といってもほとんどの生産者は50歳を超えている。よってこれからは「良い条件の畑をいかにして活かしきるか」がポイントになると思う。そして毎年同じ事をするのではなく、少しでも工夫をして失敗を防がなければならない。ですから食べる会の方も、また来年の秋に今年と同じような状況になったら、生産者に厳しい言葉のひとつも浴びせて欲しいと思います。そして生産者も、食べる会に泣きつけばなんとかしてくれるという考えを捨てて、もう一度「農業のプロ」というプライドを持って野菜の世話に没頭しなければならないと思います。

私は今回のように苦しい時、会に入って間もない時に両親に言われた事を思い出します。それは「この会(生産グループ)に入る前、収穫したばかりのレタスを荷台にいっぱい積んで一日中都会の団地を売って回った事がある。しかしほとんど売れず、丹精込めて作った野菜は無駄になった。それが、食べる会に入ると(調整はあるが)荷造りした野菜は全て買ってくださる。それがどんなに幸せな事か。その事を絶対忘れないようにしなさい。」という言葉である。また生産者がもっと若かった時、地元での宣伝にもつながると、野菜や卵の余剰分を地元の直売所にも卸して(食べる会了承)いた事がある。もちろん価格は食べる会と同じだが、お客さんが買いやすいように小袋に詰め直したりしていた。しかし認証をとっていないため「有機」と明記できない事や、周囲に安く体裁の良い野菜が並ぶため、売れ残って返却される事も少なくはなかった。私も同様に出した事があるが、ラッピングやシール張りなどして店内にきれいに並べても、それでも売れ残りはあった。そういう作業をしていると、食べる会に出荷できるという事がどんなに幸せであるかが身に染みる。

しかし、その直売所と会の付き合いが無くなって5年近くが経ち、生産者も食べる会へ出荷する荷姿があたりまえという意識になりつつあるような気がする。

現在「提携セミナー」も行われており「生産者の事、そして生産現場の事をもっと知ろう!」という試みが続いている。ですから生産者も今一度、褌(ふんどし)を締め直し、食べる会への感謝の気持ちを心に持ち、会員の方が三芳以外の野菜を買う事なくずっと健康でいられるよう頑張らなくてはならないと思う。

お互いに相手に対する敬いと助け合いの気持ちがあれば、TPPだろうが、異常気象だろうが乗り切っていけると私は信じています。

生産者番号 56番 八代弘樹


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短編集の公開 その2  ~ フェイスブック(Facebook)の情報より ~

l 9月19日 シークワーサーとさんま

Ø 今が旬の秋刀魚。ちょっとおしゃれなお皿に載せて、すだちと大根おろしを添えていただきま~す。といいたいところですが、実はすだちではなく「シークワーサー」です。もちろん自家栽培で無農薬、無化学肥料栽培です。すだちより味もすっきりしていておいしかったです。もちろんお酒で割ってもいいですよ!

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l 9月22日 読み聞かせ「いのちをいただく」を聞いて

Ø インターネット上に色々な形で公開されている「いのちをいただく」という動画を見ました。人間はたくさんの命をいただいて暮らしています。この話を耳にした時、私たちが鶏たちをお肉にする時の事を思い出し涙が出ました。牛は銃で、豚は電気ショックで、そして鶏たちは頸動脈を切ります。鶏でさえつらいので、牛や豚との別れはどんなにつらい事でしょう。ネット上では、「寸劇風」「動画風」「一人読み聞かせ風」など様々ですので、お好きなものをご覧いただきたいと思います。今年もこれから1000羽近くの鶏たちの解体作業が始まりますが「ありがとう」の気持ちをもって作業したいと思います。

l 9月30日 田んぼからの解放!

Ø 長雨が続き、ずっと田んぼにかけ干し(はざかけ)してあった「もち米」がようやく乾きました。水分計では16%ですので、出荷前にもう少し天日で干して白くする必要がありますが、明日は雨なので急いで脱穀します。これでようやく田んぼが終わります。やった~!

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l 10月2日 トンボからの洗礼!

Ø 稲の収穫が終わった田んぼをトラクターで耕していたら、トンボ(アキアカネ)に囲まれてしまいました。基盤整備(小さな田畑を、大きく、また形を整えるための工事)により、小川も無くなってしまったため、トンボのヤゴのほとんどは有機栽培の田んぼで育つといわれています。従って、このトンボからの洗礼は「故郷の田んぼを守っている私へのお礼」なのか、それとも「故郷を勝手に耕すな!」という事なのでしょうか?
しかしトラクターのエンジンを止めてしばらくするとおとなしくなる事から、どうも後者のようです…()。しかし手広く米を作っている農家の方が我が家の米を見て「あんたたちの米は農薬も使っていないのにきれい(虫に刺された米が少ない)だね。俺たちなんか農薬かけてるのに…」と言われました。私は「多分、薬を使わない事で稲1本1本が健康だからだと思いますよ!野菜も弱っているものから害虫が寄ってきますからね。」と答えました。実際、米作りを辞める農家が増え、それを引き受けて続けている農家も面積が増えすぎて面倒を見れる面積がもう限界にきているのだと思います。TPPによって輸入米が増え、これから日本の米作りはどうなるのでしょうか。

l 10月5日 幼い頃の記憶!

Ø 「子供の頃、バランスをとりながらよくこの上を歩いたな~」と回想をしつつ、田んぼのならし(稲を干した竿)を片付けています。竹を使う家が多いなか、我が家は木を使っています。しかし今年は地面に深く刺さっていてなかなか抜けません。雨で濡れた稲はさぞかし重かった事でしょう。ならし作りではまだ見習いの私が作ったちょっと不恰好なならしでしたが、台風によく耐えてくれました。「ありがとう。また来年頼むね!」とならしの部品を軽トラで屋根付きで風通しの良い倉庫へ運びました。

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l 10月8日 鶏さん用のマンションをリフォーム!

Ø 素材は冬に暖かいダンボールで中はフカフカな高級敷きワラ。卵を産み出したヒヨコたちのためです。あとはカーテンをつけて完成!皆さんも別荘に一部屋いかがですか()

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l 10月12日 発酵したもみ殻の地層を見て

Ø 2年間積んで発酵させた「もみがら」です。同じ条件のはずなのに場所により発酵の具合に差がでて、断面の色が変わっているのがわかると思います。地球の地下で色々な鉱物資源ができますが、もみがらの地層の断面を眺めていると、なぜかその仕組みがわかるような気がするので不思議です。これもまた鶏小屋へ入れます。鶏たちのエサにもなり、また更に発酵が進み堆肥となる事でしょう。放射能汚染で我が家の山は落ち葉でいっぱいです。早く落ち葉の使用が認められればと願っています。

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生産者番号 56番 八代弘樹


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2016年12月15日 (木)

感謝祭の打ち合わせと久しぶりの夢

今年の新穀感謝祭も11月6日(日)に無事終了。昨年よりも少し人数が減りましたが、部屋の広さの事を考えると丁度良い人数であったと思う。感謝祭は毎年ほぼ同じような内容ではありますが、三芳では3回の打ち合わせを行っている。1回目は男性の役員と婦人部の役員だけが集まり、当日の時間やメニューなどを決め、その後に各担当者を決める。そして2回目は各担当責任者も加わり、メニュー毎に野菜などの食材を洗い出してその調達方法を決める。そして3回目は婦人部だけ集まり、婦人部内の担当や段取りの最終確認を行う。もちろん野菜は各生産者が担当するのだが、今年は野菜の不作や生育の遅れなどにより困難を極めた。特に心配したのが「大根」。大根は「からみ餅」「味噌おでん」「鴨鍋」など、当日は多くのメニューで使用する。ちなみにその時点では、まだ1本も出荷されていなかった。皆「(生産者)…番の畑の大根が大きそうだったよ」などと互いに探り合いが始まる!ただ我が家はまだ「大根ナ」のレベルなので蚊帳の外である。しかし当日はなんとか間に合ったようで安心した。ちなみに我が家は「小麦粉」を担当。梅雨の時期に収穫しそのまま半年間寝かせて初冬に粉にするのだが、今年は夏場に雨が多かったので天気の良い日にもう一度シートの上で干したりして手間がかかった。しかしなんとか感謝祭の前日に仕上がりホッとした。当日は「たこ焼き」に変身し、無事に皆さんのお腹に収まったようである。

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ところで、現在私は役員で、そして母も婦人部長。ですから感謝祭の打ち合わせには親子2人で出席する事になる。その会議はもともと堅苦しい会議ではないが、なぜか2人そろうと会議中に親子漫才のような感じになってしまう(冷汗)。そしてまた、今年の婦人部の役員(8・21・27・56)の4人衆は特に明るい!感謝祭の会議中にいつの間にか女性陣は研修旅行の話で盛り上がったり…(笑)。男性陣もそのパワーに押され気味のままその会議は進んだ。家では作業に追われる毎日。もちろん普段は母と一緒に野菜の収穫作業を行っているが、異常気象などで野菜作りがうまくいかない今年などは、仕事上で母とぶつかる事も多くなる。しかしそういう状況の中でも我が家が比較的多く野菜を出荷できているのは、お互いが自分にも相手にも厳しく接しているためでもあると思う。本当はもっと気持ちに余裕を持って過ごせれば良いのだが、農業も極端な天候などの関係で、流行語である「いつやるの?今でしょ!」くらいの気持ちでないと満足のいく野菜ができなくなってきたのも事実。ですから会議の席で私の目の前で明るく笑う母と婦人部の役員さんを見ながらなぜか嬉しく感じました。

そして今年は1回目の会議が私の50歳の誕生日の前夜にあり、なぜかその夜久しぶりに(数年ぶりかも)母の出てくる夢を見た。それは高校の理系の授業参観に母だけ1人見に来てくれたという夢。クラスの仲間には変な顔で見られたが嬉しかった。しかし高校には授業参観なんてないし、関西弁風に言うと「ありえへん夢」である。自分が望む夢なんて滅多に見られないし、普段見る夢といえば苦しいような夢がほとんど。私がよく見る夢は試験を受ける夢や授業を受けたいのにその教室が見つからず探しまわる夢。特に、この歳で試験勉強しなければならない夢を見た日の朝は憂鬱ですね。しかし、なぜか農業に関する夢はあまり見ません。台風で苦労する夢とか、害虫が巨大化して反撃される夢など見そうな感じがしますが、どうも私は今現在直面している事に関する夢は見ない体質なのかもしれません。まあ、その方が寝てもさめても同じ悩みを抱えているよりいいかもしれませんね。しかし50歳という節目にちょっと心が和む夢を見る事ができました。そしてまたこのメルマガがあるので記憶から消えても、後で記録として見る事ができます。とにかく不思議な目覚め方をした50歳の誕生日の朝でした。

そして感謝祭当日がきました。メルマガのおかげで食べる会の皆さんとの会話も話題に困らなくなりました。また「お母さんもメルマガに書かれている通りで明るい方ね…」と言われたり、食べる会の余興で「メルマガの大君」という称号(ニックネーム)もいただき、完全にメルマガの担当を他の仲間に譲れなくなりました(笑)。まあ、私自身の日記のようなものとしてこれからも続けていきたいと思います。

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2016

また、今年の誕生日はたまたま配送日(木曜日)にあたっていたのですが、配送を休みたい希望日をカレンダーに書き込む時に、うっかり休みの希望を出すのを忘れてしまいそのまま配送へ…。そのお蔭で、ポストで思いもかけないプレゼントもいただきましたが、歳をとってくると自分の誕生日まで忘れてしまうのかな…と、ちょっとへこみました。来年は忘れないようにしようと思います。

生産者番号 56番 八代弘樹

 


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