2017年4月15日 (土)

我が家の柑橘類について

23番  稲葉晃一  

 

「稲葉さんのところはみかん畑が多いですから、これ書いて下さい。私たちは、果実は実るものと思っていて、今年は豊作、今年は不作ぐらいにしか考えていないのですが、世話が大変なんですってね」と和田あき子さんから質問状をもらいましたので、以下のとおり回答いたします。私自身長らく勤めの傍らの農作業でしたので、ミカンも毎年実るものと思っていました。今更ながらに、両親が健在の内に早く伝授してもらうべきだったなと痛感しています。なので、素人同様の回答になりますこと、ご理解ください。

   昨年のミカン不作の原因=我が家の温州ミカンは、私が子どものころ、50年以上前に植えたもので寿命らしく、近年枯死樹が多く、さらに裏年も重なったためと思われます。隔年結果は老木ほど、その傾向が強いようです。また、管理不足が大きな主要因です(笑)


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  一年を通じての作業=春先からの剪定に始まり、施肥、草刈、摘果、収穫等がメインとなります。老木化により、苔が生えてくるので適宜除去が必要です。この苔は枯死の原因になりますが、なかなか手が回らず、現状は草刈で手一杯です。

  無農薬無化学肥料でミカンを栽培する一番の難しさ=基本的に通常栽培ですと、そうか病・黒点病・ハダニ・アブラムシ・カミキリムシ等の病害虫対策として年間多くの種類の農薬を散布します。私たちのミカンについて、会員の皆さんには、外見等かなり我慢していただいている感もあり、大変恐縮に存じます。害虫には悩まされますが、特にカミキリムシの対策が大変です。夏場に樹の周りに白い粉が吹いていると、その中に幼虫がいて、幹を食い荒らします。対策としては、針金等でつついて、虫を除去するのですが、暑い時期、草も大量に繁茂しているので、草刈だけで精いっぱいなのが現状です。そのまま放置すると枯死となります。

  野生動物の被害=イノシシにより幼木は幹ごとに根こそぎなぎ倒され、毛根等食い荒らされます。同様に、成木も背の届く範囲のミカンは食べつくされます。皮が散乱しています。苗木時は、ウサギによる食害があり、幼葉が食べられ、幹のみとなり、枯死します。サルがまだ群れで押し寄せていないのが幸いです。

  いよかん・三宝柑・八朔・川野の今年の作柄=いよかん・三宝柑は我が家では栽培しておりません。八朔については、少しありますが、病気により矮小化が進んでいます。川野については、管理不足とイノシシ害等により出荷はやや少な目です。晩柑類は、適正管理により隔年結果はあまりないように思います。

  新品種の取り組み=シークワーサー等取り組んでいる方がおります。

  レモンの栽培=レモンは比較的栽培しやすく、多くの方が出荷しています。イノシシも酸っぱいのか、あまり被害はないです。

  今年の夏ミカンの作柄=夏みかんはどの農家でも庭先等にあると思います。我が家にも多くありますが、管理不足で、小粒が多くなってしまいました。加工される方もいらっしゃいますが、あまり人気はないのかなと認識します。

  今後について=現状は、枯死していく温州ミカンばかりなので、苗木を植栽し始めました。結果は、数年くらい先となろうかと思いますが(笑)。後年の管理も考慮して、庭先で一年肥培して、その後畑へ移植しています。その際、ウサギの食害を避けるため、ビニール袋で覆いをかけております(写真)。また、晩柑類等を投入し、年間通じての柑橘類の生産を目指したいと思います。

多年、ミカン狩り援農等でお世話になっています。依頼する場所を言わなくても「あそこの畑だよね!」ってことで、夕方遅くまで援農していただいた食べる会会員の方々ありがとうございます。「ミカンもぎにきて!」と早く言えるようなミカン山にしたいと思います。いつになることやらですが……


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3月半ばの農作業(3月8日~14日)

田畑の耕運と苗床準備と種まき

                     32番 君塚弘和

  出荷する野菜は少ないのですが、いま三芳ではみな忙しく働いています。3月も半ばを過ぎると、苗づくりに入ります。まずは保存しておいた種もみ(ひとめぼれ)を温湯消毒し、苗床用のハウスを建てて発芽させる仕事です。田んぼの耕運も始めました。春野菜の種まきもしますので、畑の耕運もします。今週の仕事ぶりを日誌にしていました。わが家は私と妻と母で農作業をしています。機械を使う耕運作業は私がやります。家族は種まきや芽が出てきた野菜畑の草取りが主です。一昨年から私は南房総市消防団長をしていて会議に出たり、今週はなかったのですが、火事が発生すると緊急出動します。その分家族が頑張ってくれています。私は、昨夏傷めた右肩靭帯も治って、農作業も100パーセント出来るようになりました。配送にも運転手として行っています。ご心配いただきありがとうございました。配送は土曜日がメインですが、最近は怪我の59番大橋さんの代行で火曜日にも行ったりしています。

38日(水) 午前中はシイタケの駒打ち。早稲田大学ボランティア6名と12番古宮さんが手伝ってくれた。午後、苗床のためのハウス建て。家族はスナップエンドウ畑の草取り。

39日(木) 朝、出荷場へ。今日の出荷物は卵、キャベツ、米。午後、種もみの温湯消毒と畑耕運。家族は物置の片づけ。夜、生産グループ出荷事務会議、館山の居酒屋で。

310日(金) 家族とジャガイモ20キロ植え付け。田んぼ耕運。野菜の収穫と出荷準備。

3月11日(土) 出荷場へ。今日の出荷物は卵、ネギ、キャベツ、ブロッコリー、シイタケ、米。配送(土-2)。家族は玉ねぎとスナップ畑の草取り。

312日(日) 午前中家族でニンジンの種まき。午後、畑の耕運。家族は草取り。

  313日(月) 午前中田んぼを耕運。午後、館山で安房郡市消防団長会議。家族は野菜の収穫と草取り。

  314日(火) 出荷場へ。卵、キャベツ、ブロッコリー、味噌、切干大根を出荷。南房総市消防防災会議。

 

 

 


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ひよこが来た!

20番  溝口和基

 ジャガイモを植えて、ソラマメの花が咲いて、ニンジンを播いたらヒヨコがやってくる日になりました。

 我が家には鶏小屋が三つありましたが、三年前の台風で一つが壊れてしまい、鋭意?建て直し中です。そのため、作業場の横にある物置だった部屋を片付けてヒヨコ専用スペースとして使っています。成鶏にとっては十分な広さではないので、年末に空いた鶏小屋へ鶏の引っ越しをします。

鶏小屋は住まいから作業場を挟んだ反対側に、10メートルほど離れて3つ建っています。慣れていれば気になりませんが、慣れていない人が家に泊まったら鳴き声で目が覚めてしまうかもしれません。住まいから離れたところに鶏小屋を持っている人もいます。

 ヒヨコが来る前の準備は、まず前の鶏が残していった鶏糞をすべて外に出します。次に(保健所の指導により仕方なく)消毒用の石灰を小屋の中と周りに撒きます。その上に地面を覆いつくすほどのもみ殻を敷いて、ヒヨコの育雛箱を置きます(写真➀)

 育雛箱といっても簡単なもので、横100センチ、縦200センチ、高さ20センチほどの木の枠で、半分に屋根がついています。床は枠に合わせた大きさの薄い木の板です。育雛箱を組み立てたら、床に新聞紙を何枚も重ねて敷きます。この新聞紙は汚れるたびに上から1枚ずつはがして外に出します。

 育雛箱の天井からは白熱球が3つぶら下がっています(写真②)。これは明かりというだけではなく、ヒーターとしての機能もあります。寒い時や春先の夜中は3つとも電源を入れて、暖かい時には1つか2つ電源を切って調節します。と言っても、ヒヨコたちは暑かったら外に出て、寒かったら集まって暖を取るので、そこまで厳密に温度調整をしているわけではありません。

 屋根のあるところに保温のための麻袋や毛布をかけ、空いたところに飲水器とエサ箱を置いて育雛箱の完成です。準備はこれで終わりです。

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 生産グループで飼っているニワトリには「ハブコック」と「ゴトウ」という二種類の品種があります。それぞれ扱っている孵卵場(卵からヒヨコをかえすところ)が違うので、どちらの品種を選んだかによってヒヨコが届けられる日が違います。

 今年はハブコックが34日、ゴトウが37日にやってきました。中雛(品種はゴトウ)は5月に来る予定です。朝、出荷作業が始まる前、出荷場にそれぞれの孵卵場の車でヒヨコが届けられました(写真③)。ヒヨコは、中が4部屋に区切られた段ボール箱に100羽ずつ程入れられています(写真④)。出荷場で各々が注文した数に分けて、それぞれの家に連れていきます。全体での羽数は、ハブコックが4件で570羽、ゴトウが3件で450羽、中雛が8件で800羽の予定です。今年はヒヨコを入れないという人も何人かいます。ちなみに、中雛の値段はヒヨコの約3倍とのことです。

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 我が家では150羽のゴトウを導入しました。75羽ずつ2つの育雛箱に分けて入れます。はじめのうち、エサは玄米と糠だけで、一週間くらいしてから細かく刻んだ野菜くずを与えます。さらに数日後からゆで卵をすりおろしたものを与えます。これが大人気で、ヒヨコたちが飛びついて来るのを見るとなんだか複雑な気分になります。はじめのうちは人間を警戒してすぐに部屋の中に隠れてしまいますが、慣れてくると「エサを持ってきた」と思うのか入っただけで囲まれるほどになります。しゃがんでいると膝に乗ってきたりもします。成鶏になっても肩に乗ってくることがあります。なつかれているのかエサを探しているのか……。

 ヒヨコがやってきてからしばらくは、夜中に様子を見に行きます。主に温度が低くてヒヨコが凍えていないかを確かめに行くのですが、白熱球を使っているので火災が起きていないか確認する意味もあります。

 導入から一週間ほどで、昼間は育雛箱の外に出して夜は戻し、外(といっても鶏小屋の中ですが)の環境に慣れさせます。一か月ほどたつと体が大きくなり、育雛箱が窮屈になるので、外に出して育雛箱を解体します。最初の産卵の前くらいに不安定になることがありますが、外に出してからそれまではあまり手間がかかりません。

 今年のヒヨコは気温が高い日が多かったせいか、とても元気です(写真⑤)。この元気を保ったまま成長してくれることを願いながら世話をしていきたいと思います。



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2017年3月11日 (土)

大雨にも負けずイノシシにも負けず

1番 和田博之

  ――提携を始めた40年前より自然条件が厳しくなっているように感じますが、どうですか。

 確かに以前より大きく変わってきています。特に激しいのはここ23年です。雨量、曇りや雨の日が多く、これに加えて気温の変化が激しく、作物やニワトリが対応しきれないものが多く見られます。生育不良になって小ぶりのものや不良品が多く出て、不作となります。また不思議と天候不順だと虫の発生は多くなるものです。

 対策としては、土の中の水分量をいかにコントロールするか、工夫が必要になりそうです。

 ――イノシシやその他の野生動物による被害も多く、対策も大変のようですね。

 野生動物の中で田畑に大きな被害をもたらしているのはイノシシです。昔は私達の住む房総半島には居ませんでした。13年程前から大発生し、近くに山林のある田畑は囲いを造らないと荒らされて耕作不能になってしまいますので、電柵、トタン、ワイヤーメッシュ等で周りを囲います。多くの労力とお金がかかり、そうしても破られて荒らされることがあり、やりがいのなさにがっかりする生産者も少なくありません。

 この他に作物やニワトリを荒らす者どもは、動物ではタヌキ、マミ、ハクビシン、イタチ、ペレット、ウサギ、ネズミ、モグラ等です。鳥類ではカラス、ハト、ヒヨドリ、キジ、タカの類等。虫では20種類以上の害虫が見られます。以上の者たちが被害を起こしますので、それぞれに対応を工夫しなければなりません。

 ^――和田さんのところは山の中で、被害にあって悔しがっておられましたが……

 10年程前にジャガ芋を全部イノシシに食べられてしまいました。エーッ!こんなことまでやるのと驚くばかりでした。今は畑の周りを二重に囲ってありますので、小さな被害はありますが、治まっています。

 それから昨年11月、イノシシが鶏小屋の中に残り餌(ぬか)があるのを知って、トタンを破って入るのを覚えられてしまいました。生きたニワトリは食べませんが、体重があるので大きな穴をあけられ、修理が大変でした。電柵を張ったので、その後は入らなくなりましたが、今度はタヌキに入られ、一夜に10羽以上、3回もやられました。トタンの弱い所の土を掘って入ったのです。タヌキは12羽しか食べませんが、ニワトリが逃げ惑うのを噛み殺す性質があるので、被害は大きいのです。ワナを仕掛けて捕えましたが、超メタボの古ダヌキでした。

生産グループの平均年齢も上がって、気象条件の悪化、虫の発生、野生動物等の被害・対応など体力を要する仕事も増えてきています。みんな疲れ気味なのかな~と時々感じるこの頃です。

――お元気ですね。81歳なのに露地で野菜をつくり、ニワトリを飼い、週三回は出荷と仕分け作業、その上に運転助手として配送に来て下さっています。40年前と表情も姿勢もお話しぶりもあまりお変わりになっていないように感じますが、元気の秘訣は?

自分では年齢相応だと思っています。元気なわけって、改めて考えたことはないのですが、露木先生にお会いし、食べる会の皆様におつき合いいただく中で人、自分、社会、自然を大切にする生き方に目覚め、私の価値観は変わりました。

・自然に学んだ発想と自信

   ・正しい食べ物と食べ方

   ・偏らない運動(血液の循環)

   ・いつも感謝の気持ちを持って

・何かのお役に立てばという自覚

 こんなことを日々思いながら農作をし、生活を送っているだけですが……

 

 ――そろそろ春の農作業が始まりますか。

 二、三日前にウグイスが鳴きました。


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フキノトウ出荷・イノシシ対策・のし餅づくり・シイタケ原木準備

55番 稲葉洋海

131日(火) イノシシのワナ見回り、エサ補充をしてから、出荷場へ。

  今日の出荷物は卵、里芋、大根、生姜、フキノトウ。1コースの配送で、事務所に寄って三多摩方面を回る。

★自分のところは旧三芳村増間にあります。山間地なので、ふきのとうが自生し、110日から出荷しています。わが家は自分と妻、発足2年目の生産グループに参加した妻の両親の4で農作業をやっていますが、フキノトウを採るのは主に父が行い妻がときどき手伝います。   

2 1日(水) 餌を鶏小屋に運び入れる(毎日の鶏の世話は父の仕事)。そのあと近所の手伝い。  杉の木の伐採と切り落とした枝の片付け。イノシシの処理とワナの復旧。出荷準備。夜は「みんなの家」で  生産グループ臨時定例会。春に入れる鶏のひなの問題。

★イノシシ対策は重要な日課です。「イノシシのワナ見回り、エサの補充」「イノシシの処理とワナの復旧」って?と思われるでしょうから説明しておきます。イノシシ対策というと、柵に電流を流す方法(電柵)を思い浮かべられるでしょうが、それは畑や田んぼへのイノシシの侵入を防止するもので、山間地の自分のところではワナを仕掛けています。ワナには「箱ワナ」と「くくりワナ」があり、自分のところでは両方やっています。

箱ワナは、家庭にある大型冷蔵庫を倒したくらいの大きさの金属製の檻の中にヌカなどのエサを入れ、イノシシが檻の中に入り、トビラを落とす仕掛けにあたると、閉まる仕組みです。くくりワナは、ワイヤーを使い、先端を輪にします。この輪を締めるいろいろな仕組みがあり、バネ等を使い、イノシシが輪に足を入れると仕掛けが作動して、ワイヤーで締めて捕える方法です。箱ワナもくくりワナも両方ともエサを入れた方がイノシシが寄って来るので、両方にエサを置いています。エサのヌカを食べるのはイノシシだけでなく、トリやタヌキ、アナグマ(この地方ではマミといいます)などが食べるので、エサがなくなっていることがあり、見回って補充します。毎日見回るのは、イノシシが捕まったかの確認と、箱ワナですと、トビラが閉まっていても箱の中に何も入っていなかったり、くくりワナですと、ワイヤーの輪が閉まっていても何もいない場合があり、そうした時にはエサを追加したり、ワナを復旧する必要があるからです。

今日はイノシシがワナにかかっていました。「処理」と書きましたが、正式な用語では「止め刺し」。自分は捕獲資格を取っています。はずして再度ワナを仕掛け直します。2月3日にも捕まりました。イノシシ対策は冬期だけでなく、1年中続きます。年間50頭ほど捕獲します。

2 2日(木) 出荷(卵、里芋、大根、生姜、フキノトウ、ブロッコリー)のあと、生産グループ会計の仕事として農協に行き、あちこちに振り込み。のし餅づくりの準備(米とぎ、薪の準備)。ワナの見回り。夜は生産グループ会計のまとめ。父は、春のひよこの導入に備えて鶏小屋の修理を始め、毎日続ける。

★自分は生産グループで会計の役をしていて、219日の総会に向けて1年間のまとめの仕事を一生懸命しました。

そのほか鶏対策の臨時定例会や役員会もあって、多忙の1週間となりました。

2 3日(金)のし餅づくり。イノシシの処理、ワナの回収・修理。夜、生産グループ役員会。

★来週のし餅の出荷になります。前日水に浸したもち米の水を切り、昔ながらの木製のセイロに入れます。庭の隅でスチール・カマドと羽釜で薪を燃やし、セイロを載せてふかします。次にふかしあがったもち米を餅つき器(3升用)でつきます。つきあがったら水を入れた大きなボールに入れます。それを1キロくらいに切ってビニール袋に入れ、ハカリに載せてきっちり11キロに調整してから、ビニール袋の半分になるようのします。

役割分担は、母が庭で火の番とセイロにもち米を入れる仕事、妻が餅の取り出しとビニール袋入れ、それに餅つき器を洗って次のスタートの段取り、自分は釜にかけたセイロを運ぶ力仕事や餅をのす作業をします(父は鶏の世話)。

1セイロで約6キロの餅がつけ、これを何回か繰り返しました。

2 4日(土) 出荷場へ(卵、里芋、ブロッコリー、フキノトウ)。イノシシのワナ設置。シイタケの原木にする木を倒す準備として周りの邪魔な竹や木を片付ける。出荷前と夜、生産グループ会計のまとめをする。家族は畑に敷わらをする作業。

★シイタケの「駒打ち」の準備に取りかかりました。シイタケ栽培の作業は、山の斜面で木を切って枝を落とし、1メートルくらいの丸太をつくることから始まります。これを乾かして、木の太さによって50100以上ドリルで穴をあけます。そこに菌を打ち込み――これを「駒打ち」といいます――、条件の良い場所に置きます。切る木の周りをきれいにすることは今後のために大切です。「駒打ち」をした原木にシイタケが出てくるのは、2年後です。

2 5日(日) 鶏の世話。生姜の水洗い。シイタケ用の木を倒す準備。

2 6日(月) 鶏の世話。シイタケを取って、干す。自家用の精米と出荷準備(ナ花、ブロッコリー、卵、里芋、フキノトウ、のし餅)。

家族は畑にわらをする作業。


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お正月明けの農作業(1月7日~13日)

50番 渡辺克夫・悦子

「お正月過ぎのこの時期、三芳ではどのような農作業をしていますか」というおたずねですが、この時期は種まきとか定植などはまったくしません。畑にできている冬野菜を収穫して出荷しています。加工品づくりをします。今週私が新しく取り組んだ作業は、畑へのイノシシの侵入を防ぐ電柵設置です。妻は味噌の仕込みに入りました。先週のわが家の農作業は次のようです。出荷の荷づくり、畑仕事は二人でやっています。一緒でないものは名前を入れました。

 1月 7日(土)朝室内温度4℃。晴。初荷。朝食前に出荷の箱詰め。鶏に餌をやって採卵(毎日朝と昼2度行います)。定刻の845分出荷場着。出荷物は卵、大根、里芋、ネギ、ナ花、ブロッコリー、カブ。初荷の配送を送りだしてからグループのメンバーで新年を祝う。午後8戸の仲間と恒例の白山様(海老敷地区)にお参り(克夫)。この日玉ねぎの間の草取り(悦子)

 1月 8日(日)朝6℃。うす曇り、午後雨。朝のうちに火曜日出荷予定の野菜取り。10時より電柵予定地掃除。午後は味噌づくりのための大豆選別を二人で終えてから農休。

 1月 9日(月)朝7℃。チラチラ雨、午後3時過ぎより晴。北風強し。朝のうちに里芋の荷造り。終わってから精米。午後電柵予定地掃除(克夫)。切干大根づくり(悦子)

 1月10 日(火)朝7℃。晴。配送当番の日。朝食前に出荷物袋・箱詰め。出荷場へ。出荷物は土曜日の品目のほか椎茸、白菜、特注のもち米。1040分、56番八代さん運転3号車(横須賀、横浜方面)に助手として乗り、出発。終わって三芳着9時(克夫)。切干人参づくり、キャベツ畑ネット張り(悦子)

 1月11日(水)朝8℃。曇り。午前中二人で明日の出荷の荷づくり。午後、運転免許証更新のため高齢者講習会(私は昭和14年生まれで、77歳)。1250分~16時まで。夜7時からみんなの家で価格検討委員会(克夫)。味噌づくりに使う米麹用の米とぎ(悦子)

 1月12日(木)朝5℃。晴。出荷日。卵、大根、人参、白菜、ネギ、里いもと玄米・白米を出荷。今日は出荷増減担当。これは前回予約した出荷量に変更のある人から7時~7時30分の間に自宅電話で受付け、出荷事務に連絡する仕事。22人中17人から変更連絡。11時出荷を終わって買物へ。午後イノシシ処理に使う電柵掃除(克夫)。前日といだ米をふかし発酵(悦子)

 1月13日(金)朝8℃。晴。出荷の荷づくり。11時より血圧薬とりに。午後白米・玄米の袋詰めのあと電柵予定地の掃除(克夫)。米麹の切り替えしをし、大豆を洗う(悦子)→このあと大豆を茹でて麹と混ぜ合わせ1年間醸成。大豆の種を播いてから2年がかりです。



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2017年1月21日 (土)

今年一年を振りかえって 

本番を迎え、予想通り「鶏インフルエンザ」が国内で広まりつつある。私たちの養鶏の羽数は1軒あたり300羽程度で、大規模な養鶏所と比べると100~500分の1程度である。しかし先日、家畜保健所より鶏舎の周囲に石灰をまくよう連絡があり、その3日後くらいに担当の方が様子を見にきた。昔に比べ養鶏農家は減ってきているとはいえ、私たちのような小規模農家まで一軒一軒見回するのも大変だと思う。私たちの養鶏の場合は基本的には「安全な鶏糞が欲しい」という考えで行なっている。よってもしも発症した場合は、自分というよりも、自宅から周囲数十㎞圏内の大規模養鶏農家の方に迷惑をかけてしまう事が心配である。また、鶏を本来の目的であるお肉にするための殺処分でも抵抗があるのに、鶏舎の中の消毒や、罪もない鶏たちが処分される様子を目にすると心が痛む。

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この一年色々なことがあったが、三芳では、決して忘れる事の出来ない悲しい出来事があった。それは、私が生産グループに入会してから初めて不祥事による退会者が出た事である。確かに今までも色々な事でもめる事はあった。しかしそれは会やメンバーが前へ進むために必要な事。しかし今回は仲間を裁かなくてはならないという、言葉に言い表せないような状況になった。食べる会の方から「一回だけ見逃してあげられないのか?」という温かい言葉もいただいたが、三芳側の考えを尊重する形で退会が決定した。実際には当事者(家族)より会に対し、退会との話が伝わった形で決着。そこに至るまでに、当事者抜きでの全体会議も行ったが、とにかく他のメンバーの「農薬」に関する厳しい考えがヒシヒシと伝わってきた。なかには「農薬を使ったら楽だろうな~などと、農薬や化学肥料の事を考えるようでは既にダメ(退会に値する)だと思う」という生産者もいたほど。私も皆の意見を聞きながら、自分が他のメンバーより甘い考えでいたと反省した。逆に考えると、生産者は自分の田畑の安全性に対し本当に真面目に取り組んでいる事がわかった。いつも「三芳は食べる会の方に感謝しなくてはいけない」という話ばかり述べているが、今回だけは「食べる会の会員の方は、こんな頭の固い農家の人達と知り合えて幸せなのかも…」と感じました。しかし考えてみれば43年前に会が発足した時の消費者と生産者の熱意は今も変わっていないという事だと思います。

退会した先輩とは本当にたくさんの楽しい思い出があります。そして、ちゃんとそのお礼も言えぬままの退会となってしまい、申し訳ない気持ちもありますが、今後は同じような事が発生しないよう、メンバーはより一層気を引き締めていかなければならないし、これからもずっと一緒に笑顔が絶えない会でいられるよう祈りつつ、今年最後のメルマガを結びたいと思います。 

生産者番号 56番 八代弘樹


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短編集の公開 その3  ~ フェイスブック(Facebook)の情報より ~

10月22日 松ぼっくりと地元の海  

ようやく冬の足音が聞こえてきたようです。幼稚園の先生をしている娘からのリクエストで、松ぼっくりを拾いに行きました。周囲からの目を気にしながら、夫婦二人で地元の海岸にある松林の中を探索。しかし、大きな松ぼっくりがなかなか見つからず苦労しましたが、松林を抜けて海側に出ると目の前には太平洋の荒波が。娘のお陰で久しぶりに地元の海を眺めることができました。

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10月26日 カブの出荷基準

ドラえもん風に言うと「カブ用メタボ測定器~」(笑)。今年も手作りのこのアイテムが登場。これがあれば規格に合うかどうかが一発でわかります。カブが、小さな輪よりも大きく、大きな輪よりも小さければ出荷できます。今のところ、カブを出荷しているのは私だけ。しかも今年のように出来が悪いときは「もう少し規格を甘くしてよ~」と言いたいところですが、グループで出荷している以上、迷惑をかける事はできないので、ぐっと我慢です。

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しかし、そういう規格外のカブは私の大好物の「菊花カブの甘酢漬け」となり私の胃袋に入ります。今年のように極端に野菜が少ない時は、私たちの野菜を待っていてくれる会員の皆さんが最優先。ですからB級品でもないとなかなかお腹一杯は食べられなかったりします。早く野菜が増えてきて欲しいです。

11月15日 新兵器の紹介!

我が家のトラクターの秘密兵器を大公開!ロータリーの所に木製の突起が5本あり、畑を耕す時に突起部分を立てると畑にスジが付き、すぐに種をまく事ができます。二人で紐を引っ張って種まきしている人を見かけますが、我が家はこれがあるお陰で一人でどんどん仕事が進められます。ちなみに20年くらい前に父が考案したものです。ちょっとした工夫で作業が楽になりますよ。皆さんもどうですか。

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11月21日 鶏の解体作業

今から、鶏の解体作業です。我が家の鶏たちともお別れ。昨夜、母と一緒に捕まえました。毎年の事ですが、やっぱりさみしいです。しかし現在、解体作業中ですが、羽を抜く作業に使う機器が漏電で作業ストップ中。先が思いやられます。でもがんばりま~す。

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11月23日 畑の陥没事故

最近、都会で発生している地面の陥没事故。しかし犠牲者が出ていないのは、さすが日本だと感心していましたが、ついに我が家の畑でも発生!私の手抜き作業ではなく、「もぐら」の仕業です。おかげでチンゲン菜の苗が沈没。しかし、もぐらがいるのは安全で良い畑の証。畑は私が管理はしていますが、同時に動植物たちのものでもあります。トンネルにより土の中に酸素も入り野菜も元気になります。しかし、隣の人参畑は見逃してね(笑)。これからも一緒に畑を守っていこうと思います。

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11月30日 人参の洗浄

ほんとうに今年は雨ばかり。畑の端には常に水たまりがある。よって我が家の人参も収穫すると泥だらけのため水で洗って出荷している。大きく立派な人参であれば少しくらい手を抜くのだが、小さくて出荷規準の重さスレスレの物もあるので、仲間の品質管理係へやる気をアピールし、チェックを甘くしてもらうためにピカピカにしている(笑)。しかし、洗いたてはオレンジ色が冴えて、そのまま生かじりしたいほど、ほんとうにきれいな色になる。洗う作業も大変なのだが、自然の作り出す色はどうしてこんなに素晴らしいんだろうと思う。人参を洗った直後だけ見ることのできるこの色彩!家にいて紅葉狩りに行ったような気持ちになっている今日このごろです。

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12月9日 ブロッコリーの成長!

この暖かい気候で我が家のブロッコリーも日に日に成長しています 。天敵である芋虫たちも 近くにある キャベツや白菜の方が味が良いらしく、そちらにお出掛けのため、今年はブロッコリーが助かっています。ブロッコリーは花の株を食べます。しかしよく見ると一つの花は、数百数千という小さな 花が集まってできています。その一つ一つの小さい花は みんなお行儀良くその口を閉じています。開いてしまうと 野菜としての価値が落ちてしまいますので、農家としては助かります。

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そういえば今年いっぱいで解散するSMAP の「世界で一つだけの花 」は私も好きですが 、ひとつひとつの花の役割という意味ではこのブロッコリーの花のようにずっとメンバーの5人はチームワークを乱す事なく長い間頑張ってきたのだと思います。最後は色々ともめ事はありましたが、長い間のご苦労に感謝したいと思いますし、これから個々の活動の中で、昔のSMAPの頃の思い出を懐かしく感じる事もあるでしょう。これからは野に放たれた蝶のように、それぞれの進むべき方向へ羽ばたいてほしいと思います。

 次回は今年最後のメルマガになると思います。今年も色々とありましたので、私個人の感想も含め書かせていただきたいと思います。

生産者番号 56番 八代弘樹


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イモムシバスターズ登場!   ~ 冬キャベツにも良さがある ~

一番早く野菜を出荷するというのは気持ちがいいものである。今年は11月24日に冬キャベツを初出荷。もちろん会のメンバーの中でも最速である。というのは、今年から生産者側で「冬キャベツと春キャベツの出荷が重なった場合は春キャベツを優先させる事とする!」というルールが正式に決まったからである。以前にもお話したように、その背景には食べる会の会員の方の好み、そして品種改良などで比較的寒さに強い春キャベツが開発されてきたという事もある。しかし各生産者はそれぞれが野菜の作付けを管理していて、なるべく長期間出荷が続くように、同じ品目の野菜でも早く作る人と遅く作る人がいる。ですから春キャベツも早めに苗を仕立てれば冬キャベツと同じようなタイミングで出荷するのも不可能ではなくなった。しかし早く種をまいて育てると寒くなる前にキャベツが丸くなり出す。するとそこをイモムシたちが狙い定めたように食いついてくる。春キャベツであれば葉が薄くやわらかいので、冬キャベツに比べなおさら被害も拡大しやすくなる。昨年までは冬キャベツを作っていた我が家も、虫取りが大変だという事、そして「春キャベツ優先」の新ルールの内容を母にも伝えたので、もう冬キャベツは作付けしないと思っていた。しかし母から返ってきた言葉は「早く出荷すればいいんでしょ?」だった。我が家はずっと冬キャベツだけを作っていたが、私がグループの方向性に合わせるように3年前から春キャベツを作りだした。そしてそれからは母が冬キャベツ、私が春キャベツのメーンの担当として管理してきた。しかしこのルールにより冬キャベツの立場が弱くなってしまったのは確かであるが、母は多分「冬キャベツには春キャベツとは違った良さがある」と考えたのであろう。今年の作付け量は7割程度に減らしたが、母の「冬キャベツ計画」は密かに進められており先日それが実を結んだ。しかも、母も春キャベツに参入!そして種苗会社のパンフレットで吟味して、私と違う種類の品種を作付けしたようだ。ちなみにその品種名は企業秘密なんだか、本当に忘れてしまったんだか(笑)は定かではないが、私が聞いても教えてくれない。しかたなく私も自分が管理している春キャベツを定植して世話をしている。

こういう話をすると、1つの家庭でこのような管理の仕方はおかしいと感じる人もいると思うが、それぞれがそれぞれの方法で出荷に向けて頑張っている。また考えようによっては母の品種は初めてであるので試験的な要素も同時進行していると言える。もちろん失敗する時もあるが、お互いに相手の良いところは吸収しているし、車を運転できない母は近くの畑を、そして私は母の出来ない遠くの畑の世話を中心に行い、そして相手が管理している畑にも時々目をやり手助けもする。例えば、どちらかというと朝早いのは苦手だが夜の仕事は苦にならない私は夜の虫取りを担当。ちなみに毎年この時期、私はヘッドライトを頭に付けて畑で虫取りをする。5年前までは父と一緒に行っていたのだが、私も先輩である父より先に「先にあがるから」と言い出せず、寒い中、父が先にあがるまで我慢していた記憶がよみがえってきた。現在、イモムシバスターズは一人だが、それはそれでマイペースでできて好きな時にあがれるのでそんなに嫌ではない。

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虫取り…と一言でいっても奥が深い!一番の天敵である夜盗虫は名前の通り夜に活動する。また暖かい日は活発だが、霜が降りるような日はキャベツの丸まった葉の中や大きな葉の裏側にいる事が多いので見つけづらい。したがって、同じ場所を最低3日間は行わないといけない。しかし3日間行っても駆除は8割程度。しかし虫が2割になると野菜も出荷できる程度のものになる。また、駆除率を上げるコツはイモムシたちの「フン(うんち)」を観察して、そのキャベツにいる虫の種類や数を推測する。ここで名探偵の素質が試されるわけである。

大きいイモムシは大きなフンをする。また、たくさんいればフンの量も多い。そしてモンシロチョウの幼虫のフンは少し緑がかっている。それは食べた葉の色が完全に消化されずに出てくるという事。それに比べ夜盗虫は完全に消化しているのか茶色や黒色をしている。ちなみに色的には茶色の夜盗虫の方が発見しやすい。

そしてフンがどこにあるかも重要!したがって雨あがりなどは流れてしまっているので手がかりが乏しく、そのために見落としも増えてしまう。ですから「このフンの量からするとあと2匹はいるはず!」と推測しその通りになるとうれしい。そして、自然と「この野郎~ 隠れても無駄だ~」などとイモムシを相手に大人げない言葉を発している。また、暖かいせいか「ナメクジ」や「カタツムリ」もキャベツを食べているので驚く。刑事ドラマが好きなせいか「がさ入れ」に入った時のような気分で、一晩に200~300匹くらいのイモムシを退治する。もちろん隣の列にはブロッコリーも植えてあるが、キャベツの葉の方がイモムシには人気のようです。いよいよ今年も残りわずか。暖かかったので年末に向けて種をまいた野菜が早めに出荷されてしまった感はありますが、これからブロッコリーなど、新顔が出荷されるといいですね。

生産者番号 56番 八代弘樹


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異物混入で大騒ぎ!

最近よく耳にする、製品のリコールに関するニュース。自動車(エアバッグ)や瞬間湯沸かし器、温風ヒーターなどの不完全燃焼により人命に係わるものもあるようであるが、最近ではスマートフォンからの発火等も増えている。しかし、スマートフォンもサイズはそのままに機能はどんどん向上している。はっきり言ってパソコンと同等の機能を持っているにもかかわらず、パソコンには当たり前についているCPU[中央演算装置(人で言うと頭脳にあたる機器)]を冷やすためのファンがスマートフォンにはついていない。パソコンはCPUの演算能力が画期的に向上したが、同時にCPUから発生する熱も増え、現在ではCPU自体に冷却用のファンがついているものもある。よってスマートフォンの内部はいったいどうなっているのだろうかと私は不思議に思う。ですからそのスマートフォンを炎天下の車内に放置したりすれば燃え出して当然ではないかとも思う。しかし消費者を守る法律(PL法)などもでき、昔に比べ企業側の責任も重くなってきた。

また、身近なリコールとして食品がある。以前は冷凍食品に「農薬」の混入があったりして大騒ぎした頃もあったが、最近は「虫」が入ったり、製造過程で機械部品が破損してその一部が入ったりするケースもある。海外ではペットフードやベビーフードに毒が入っていたり、信じられないようなケースの報告もある。口に入るものだけに気になるところであるが、それに備え企業側でもトレーサビリティーを強化し、製造番号の管理等をして該当の商品を絞り込み、回収も最小限で済むように努力しているようだ。

私たちのグループも私が入った頃はポストで会員の方が荷分けするところが多く、何かあった場合はすぐにその野菜を生産(出荷)した人がわかる仕組みであった。しかし現在はワンボックスや宅配便の方が増え、出荷元でセットにしてしまうため、通常は小袋入りの野菜以外は生産者がわからない。しかしながら、セット野菜を詰める際は生産者の目に触れる事になるため、その場で互いに目を光らせ注意し合って品質の向上に努めている。しかし一般のそういうリコールのニュースを目にしても、私たちの場合は野菜をそのまま届けるだけなので、あまり関係ないと考えがちである。ちなみに過去の「異物騒ぎ」といっても、収穫時に使用したハサミや手袋などの道具が入ってしまった程度で、翌週の配送でその品を返されるだけである。しかし先日我が家でもちょっとしたハプニングが発生した!

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皆さんご存知だと思いますが、我が家は小麦を作っている。そしてここ数年間は小麦のまま業者に送り「小麦粉」と「うどん」に加工してもらっていた。また今年の感謝祭でたこ焼きに使う分は時間に余裕がなかった事もあり、知り合いに加工をお願いしたのだが、5年くらい前までは家で加工していた事をふと思いだし、製粉機と振るい機を掃除して使ってみる事にした。2つの機械の掃除と調整は考えていたより大変で部品を外してブラッシングしたり掃除機で吸い取ったりした。製粉機はモーターと機械が平たく長いベルトでつながり動力を伝える仕組みであり、最初はそのベルトが滑ったり外れたりしてなかなか思うように進まなかった。そして、ようやく要領がわかり、作業が軌道にのってきた矢先の時でした。網をとめているプラスチックのつまみが1つ無くなっている事に気付きました…冷汗。さあ大変!キッチンにザルを取りに行き「ドジョウすくい」ではなく「つまみすくい」の開始。かなりの量を調べて残りわずかとなり「やり直しかな…」と思った時にザルにつまみが引っかかりホッとしました。なお、2つの機械の写真を添付します。はずれたつまみもわかるようにマークしておきますのでご覧ください。

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そのつまみは手で回して締めるタイプで私もしっかり締めたつもりだったのですが、モーターと連結され網ごと激しく揺さぶられる部分なので、少しずつ緩んだのだと思います。ちなみに、その時は内緒にしていましたが、その後にもう一度外れました。しかしすぐに気付いたのでセーフでした。業者に加工を頼むと7割くらいが手数料で取られてしまいますが、やはり手間のかかる作業なんだと実感させられた体験でした。

以前、この作業は父が担当していました。私が引き継いでからは、うどんにチャレンジした事もあり、ほとんど業者に委託していましたが、特に振るい機は動き出すと「ガチャガチャ」と大きな音を出します。父も久しぶりのその懐かしい機械の音が聞こえたのでしょう。様子を見にきてくれました。顔も作業着も粉で真っ白になり、また久しぶりの作業だったので古い機械の整備や調整で大変でしたが、麦の「種まき」「草取り」「収穫」「脱穀」「乾燥」「磨き」「製粉」「袋詰め」「出荷」と、我が家の麦の一生の全てに自分がかかわった事の満足感はまた格別でした。

これから、人だけでなく「鶏インフルエンザ」も流行ってくると思います。「対岸の火事」と思わずに気を引き締めて、無事に新年を迎えたいと思います。

生産者番号 56番 八代弘樹


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«農家の意地と感謝の気持ち!  ~ 苦境に立たされ、より一層強まる絆 ~