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2014年11月

2014年11月22日 (土)

配送での出来事(その2) ~ 母国語の威力ってすごい! ~

 私も生産グループ入会し13年が経ち、以前に勤めていた会社の勤続年数に並びました。配送も最初は、首都高速の運転が怖かったり、昼食をとった後がむしょうに眠かったりと色々苦労しました。また私は方向音痴なので、ポストまでの道を覚えるのもひと苦労。でもやっと最近は慣れてきた気がします。

しかし、13年間の配送では色々な事がありました。この前のエンジントラブルは紹介しましたが、スピード違反(20㌔オーバー)でおまわりさんのお世話になった事があります。また、9年くらい前には事故も経験しました。私が幹線道路を走行中に、相手がその道路に面したマンションの駐車場から出てきて、トラックの脇腹に衝突。要するに被害者でしたが、私も走行中で責任があるという事で、相手の車の修理代などで会に迷惑をかけてしまいました。その場でパニックになった私に、一緒に配送に行った先輩から一言「これも運命だから受け入れなきゃ。誰も怪我なく済んだ事は幸運だったと思うよ。それもまた運命だから。」と。私はその一言で冷静になる事ができ、事なきを得ました。

また、1つトラウマになっている事があります。それは、もう4年くらい前になりますが、都内の細い一方通行の路地を走行していた時の事。カーブを曲がる時に、小さい子供を荷台に乗せた自転車がトラックに驚き転倒。子供が転がって大泣き。お母さんは外人で、私に向かってわけわからない早口な口調で文句を言い続けていました。しかし、その時に「あれ、この人もしかして韓国人かな?」と思い。とっさに、韓流ドラマで、なにげなく覚えた言葉「ケンチャナ(大丈夫?)」そして「チョンマル・ビエネ(本当にごめんね)」と言いました。するとどうでしょう。お母さんの表情が急に穏やかになりました。また泣いていた子供もそのうち泣き止み、その後お母さんから「コクチョマセヨ(心配しないで)」という言葉。本当にホッとしました。一応、お母さんに私の電話番号を伝えてからその場を後にしました。もちろんその後の連絡はありません。やはり母国語を耳にすると、親近感がわいてくるのでしょうね。韓流ドラマがこんな時に役に立つなんて...。「ヨン様、ありがとう」(笑)。その事には関係ありませんが、今も気に入った韓流ドラマがあると見ています。

昔、配送は運転手2人でしたが、今は運転手と助手(64歳以上)のペアで配送に行く事がほとんど。すると先輩が時々、昔配送であった出来事を話してくれます。トラックから荷物を落としながら走ったり、オーバーヒートしかかったり、トラックが横倒しになったり、フロントガラスが割れて、ごみ袋をかぶって運転した事とか。今と比べて道も整備されてないし、トラックの性能も劣ります。本当に苦労があったと思います。しかし、配送があったからこそこれだけ長い間、この会が続いたのだと思います。ワンボックスのポストも増え、会員の方に会うチャンスは減ってきましたが、これからも一期一会を大切にして過ごしていきたいと思います。

生産者番号 56番 八代弘樹


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新弟子ができました。 ~ 農家の小さな頑張り屋たち ~

皆さん、農家も昔に比べでかなり機械化されてきたと思いませんか。大規模農家の大型機械はもちろんですが、私たちのような小規模農家も少しずつではありますが、機械化されてきています。また今年は、以前に紹介した新田植え機に続き、もう一台機械を購入しました。今回はその期待の新しい機械、そしてずっと昔から活躍しているもう一台の古い機械を紹介したいと思います。

まず新入り君ですが、この機械を持っているのは私だけだと思います。それは枝豆を枝と豆に切り離す機械です。枝ごと手で持って、機械の上の口に突っ込むと、その中にゴムのようなもので出来た柔らかい刃が回転しており、豆を傷つけずにはぎ取ってくれます。豆は後方から出てくるのですが、その際に風で一緒にはぎとった葉は上に吹き飛ばし、下から枝豆が出てきます。

その機械の購入を決める時の決め手になったのが、メーカーから送られたビデオなのですが、そのビデオでは本当にうまく選別されていました。私たちの作っている大豆の品種との違いもあると思いますし、今のところ、そのビデオのようにはうまくいきませんが、私の操作技術等によっても向上すると思いますし、何かちょっとした工夫に向上するかもしれないので、これからもかわいがっていこうと思います。

そして、もう一台は、種まき機「ごんべい君」です。これはもう20年間以上頑張ってくれています。他の生産者も何人か持っています。また最新式を持っている人もいます。その作りは単純で、後輪が回転すると、連動して種を運ぶベルトが回転し、種を穴の中に運んでいって落としてくれます、その穴の先は土の中を滑るように動き、種が線状にまかれ、自動的に土でふたをしてくれます。我が家の機械はかなり疲れてきていますが、長年頑張ってきてくれた事もあり、なんだか愛おしく感じます。

今回取り上げた2台の機械は、いわば「新人」と「ベテラン」といえます。時代は変わっていきます。もちろん人も歳をとります。私たちの仲間の中でも、80歳以上の大ベテランも現役で頑張ってくれています。私たちのグループが、世間に流されそうになった時、そういうベテランが手を引き、また背中を押してくれます。まだ「有機」という技術が確立されていない時代から、食べる会と二人三脚で40年間頑張ってきた実績と自信。これに勝るものは無いと思います。諸先輩方がいるからこそ、今もなお進むべき道を見失わずに歩んでいけるのだと思います。これからも、「食べる会」「生産グループ」ともに色々な世代が手を取り合って頑張っていければと思います。

生産者番号 56番 八代弘樹


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生き物って、ほんと不思議!

 皆さん、今年も落花生が届く季節になりましたが、落花生の実がどんなふうになっているかわかりますか?

野菜も色々あり、実のなり方も様々ですが、その中でも落花生は一番変わっています。よく学者さんが、生物は長い期間かかって、種の保存などの関係で一番すぐれたものが生き残るという話がありますが、なぜ落花生はこのような方法を選んだのかがちょっと納得いかないのです。それは、図の通り(図はインターネットより)ですが、枝の途中に花が咲き、そこから地面へ向けて根のようなものが伸びて、地面に突き刺さりその先に実がなります。

 また、トウモロコシだって負けていません。小さな頃は単なるヒゲだって思っていた細い紐のような部分も、実は雌花で粒の数だけ本数があり、その雌花の先に受粉して実が出来るんだって知りました。

 このように目で見える事以外にも、生物には様々な神秘が隠されているんでしょうね。これから鶏の解体作業も始まります。私は鶏たちのお腹を切って、内臓を見て、肉として食べて良いかを判断する係なのですが、鶏のオスとメスの内臓を比べてみると、オスの体はメスの2倍近くあるのに、お腹の中は、すっからかんです。考えてみれば、卵を作り出す臓器が無いのですからあたりまえですが、やはり子孫を残すための仕組みというのはすごいですね。人間も、男性では出産の苦しみには耐えられないと言われています。きっと最後に地球上で生き残るのは女性だと思います。

メスの鶏の体の中には卵が作られるための「輸卵管(ゆらんかん)」と呼ばれる管、そしてまた一見「いくら」のような卵の赤ちゃんがあります。その卵の赤ちゃんが、細い管の中を移動するうちに、だんだん大きくなってきて、そのうち卵黄と卵白に分かれて、最後に殻ができます。実はその管はとても珍味。また、元の部分と先の部分とでは食感が違います。他に心臓や肝臓なども取り出しますが、保健所への申請の関係で通常は食べる会の方にはお送りしていません。しかし三芳ではその都度、作業した仲間で分け合っています。ただ、食べる会の一部の方から食べたいとの申し入れがあり、肝臓などは、以前に分けてあげた事もあります。今は法律の関係で、食べられない部分は産業廃棄物として業者に有料で引き取ってもらう必要もありますので、なるべく胃袋に入れた方が三芳としても助かるのです。

 まずは感謝祭で焼き鳥にする分の作業です。また、そのお肉は感謝祭前夜に食べる会の方と一緒に串に刺します。感謝祭当日も楽しいですが、前夜もとても盛り上がりますので、是非お来しください。

生産者番号 56番 八代弘樹


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命を見守るという事! ~ 鯉たちのショータイム ~

 皆さん、人はもちろんの事、何の動物でも赤ちゃんっていうのは、本当にかわいいものですよね。実は私の自宅の近くの池に、魚の赤ちゃんがたくさんいます。最初は金魚かと思っていました。しかしある日、その魚たちに餌をやっている人を発見!話を聞いてみたら、訳あって鯉の稚魚を池に放した事がわかった。その鯉たちが、今では100匹以上になり、群れをなして泳いでいる。水族館でイワシの群れなどの展示があるが、それにも匹敵するような迫力。しかも身近で起きているので、よけいにかわいく感じる。

その後、その鯉を、犬を散歩する人が見つけ、また学校に通う小学生が見つけ、その保護者が見つけ、そしてだんだん近所で噂になってきた。そして皆が、餌をあげながら見守っている。「大きい鯉が小さい鯉をいじめていないかな?」とか「鯉が大きくなったら、池がいっぱいになっちゃうね」とか。実はその池は鯉のような生き物がいる事はあまり好ましくない場所(飲み水ではないのでご安心を!)であるため、その点でも、ばれたら処分されないか皆の心配は尽きない。実は、数匹捕まえて、我が家の池に入れようと網を持っていったが、これがまたすばしっこくて、なかなかつかまらない。かわいく見えて、実はたくましく成長しているようだ。くやしいような、嬉しいような妙な気持になった。きっと皆が鯉たちの親代わりのような気持ちになっているのだろう。

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以前に紹介した、我が家の猫(ミーちゃん)も捨て猫でした。今回の鯉もそうですが、人間の都合で捨てられた生き物を見かけると、親の愛情を受けられずに、それでも必至に頑張っていて、何かしてあげられないかと思います。鶏(にわとり)の世界も残酷です。弱ってきた鶏がいると、他の鶏からの容赦ない攻撃。息絶えると、他の鶏たちのエサとなります。発見が遅れると骨だけになっている事も。狭い鶏小屋の中でさえ弱肉強食の世界が成り立っています。

また、最近は人間社会も近所と疎遠になってきました。子供達へのしつけと称した虐待。また、逆にわが子をかわいがるあまり、学校への抗議をやめないモンスターペアレンツ。また、自分には関係ないと、見て見ぬふりをする大人たち。昔は悪い事をしているのを見かけたら他の家の子供だろうが関係なく叱ってくれる大人がいました。きっとそれは「見守る」という形の愛情であったのだと思います。今回の鯉の例と同じとはいいませんが、子供達は親や友達だけでなく色々な人達に見守られながら育っていきます。ニュース等で、幼い子供達が犠牲になってから発覚した事件等が報道されています。報道では「学校が」とか「自動福祉施設が」とか「行政が」などに責任がなすりつけようとされていますが、やはり近所の人達も関心を持って見守ってあげる事が一番大切だと思います。社会福祉の充実も政府にばかり要求せずに、自分達でできる事を探すべきだと思います。そして、いつまでもこの日本が世界一安全な国であって欲しいと思います。

また、アレルギー等の関係で動物が苦手な方もいると思いますが、私は出来るだけ人は多くの生き物と関わって欲しいと思います。できれば子供の頃から昆虫や動物に触れあって欲しい。たくさんの小さな命に係わる事で、いずれ大人になった時に命の重さに違いは無い事に気付くのではないかと思う。「蛍」や「メダカ」など、絶滅危惧生物を守る事でもいい。その小さな思いが、自然を守り、いずれは私たち人間を守ってくれるはずです。

生産者番号 56番 八代弘樹


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2014年11月18日 (火)

第1回提携セミナーを開催します

11月30日(日)13:30~16:00

文京区・アカデミー千石A・B室にて

テーマ「三芳の野菜はどこがちがうのか」

講師 和田 博之さん(生産者番号①)

会費 500円

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