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2015年11月 7日 (土)

夜の畑  ~ 夜行性の生き物達 ~

夏が終わりセミの鳴き声から急に秋の虫の奏でが聞こえてくるようになりました。気候的には楽になりましたが、この時期は急に夏の疲れが出る頃です。皆さんは大丈夫ですか。

さて最近は夜の動物園や水族館など、通常見られない動物達の生態を見るイベントが人気なようです。しかしよく考えると夜行性の動物達は多く、また「昼」と「夜」の行動は全く異なる場合が多いので自然と興味がわいてきます。野菜だって昼間は二酸化炭素を使って光合成を行ない、それによって作られた養分で夜に成長します。私もこの会に入ってもう15年。朝早いのが苦手な私は比較的夜は遅くまで仕事をしています。それこそ最近は少なくなりましたが、昔は頭にヘッドライトを付けて畑で働いていた事もありました。最近もたまにヘッドライトを付けて畑を見回ったりする時がありますが、この時期よく目を凝らすと、地面のあちこちで小さく光る2つの点があります。宝石のサファイヤのような紺色の輝き。しかし近寄ってみると無数の小さなクモの目でした。幅1センチ前後のほんの小さな体ですが、その体で毎晩狩りに出かけているのかもしれません。クモの巣に引っかかると不愉快ではあるが、クモは害虫たちを捕まえてくれる優秀なハンターである。私たちが寝ている間にも一生懸命働いてくれています。

確かに夜に一人で働いていると気味が悪い時もあるし、特に女性だと怖いだろう。しかし慣れると気持ちがいい。昼間は暑くても夜は涼しくなるし、満天の星のもと月明かりに照らされ静寂に包まれたなかでの作業。以前はヘッドライトを点けるとたくさんの虫が寄ってきて大変だったが、最近はLEDになり、昔ほど虫も寄ってこなくなった。また手元だけ照らされるので集中できる。突然頭の上を夜行性の鳥が飛んでいって驚いた事もあるが、蛍が目の前に現れ癒された事もあった。

よく考えれば我が家の猫も昼間は倉庫の中で寝ていて、夜になるとあたりを駆け回っているようだし、イノシシだってネズミだって、また害虫だって夜の方が活発である。まあ人間と相性の悪い生き物は人間と同じ時間帯に活動していてはやっつけられてしまいますので、自然と夜行性の生き物が多く生き残ってきたのかもしれませんね。人間は昼間に働いて夜は寝るものと思っていますがそういう生き物は実は少ないのかもしれません。

とはいえ、自称若者の私にも夏の疲れがきたようで、夏場よりしっかり寝ているつもりですがなかなか疲れが取れず、また突然眠気が襲ってくる時もあります。ある朝、眠い目をこすりながら作業場の椅子に座り、大きく背伸びをしてテーブルの上に目をやると、何か変なものが置いてある。確実に進行している老眼に加え、朝でまだ目がしょぼしょぼしていたのでそれが何かわからず、更に顔を近づけてみた…。そしたら、な…なんとそれは何かの内臓(肝臓??)であった。私はすぐに犯人がわかった。それは我が家の猫ちゃんであり、多分ネズミの内臓であろう。我が家の猫にあてつけのように仕事の成果を見せつけられてしまった。

我が家もようやく稲刈りが始まり、穀入れにも米(もみ付き)を運び込んだ。その高くそびえる米袋をご覧ください。これだけ高く積むのにはコツが必要なんですよ…エッヘン。しかしこれで今年もネズミとの戦闘開始です。昨年私は完璧な穀入れを作り私の勝利だと確信していたが、5年近く前に張った金網にネズミが穴をあけ、まさかの逆転負け…トホホ。今年はこのような事が無いようビニールでコーティングされた新たな金網を張った。そして金網に電気を流しネズミを撃退する仕組みを考えた。金網のそばにある鉄パイプにも電気を通し、そのパイプに乗って金網に近づくと感電する仕組みである。電源はイノシシ用電柵の電源を使用。猫はパイプのある狭い場所には行けないので誤って感電する事は無い。こういう事を考える時は子供の時のようにワクワクする。猫と張り合ってもしかたないが、猫と共にネズミをやっつける事を心に誓った。

また前回のメールマガジンで書いた「水が抜けない田んぼ」ですが、稲刈り機(バインダー)を走らせたところ、案の定ぬかるみにはまり身動きができなくなってしまい、翌日にトラクターでなんとか泥だらけの稲刈り機を引っ張り出しました。沖縄県民の気質「なんくるないさー(何とかなるよ)」を見習って目の前の苦難もなんのその…といきたいところです。我が家は会にはコンバイン米で申請していますが、その田んぼのお米は天日干し。ですから我が家の「コンバイン米」という名の「はざかけ米」を受け取った会員の方は500円お得です。密かに小さな目印でも付けておきましょうか…(笑)。

Photo_5

最近、私はよくため息が出るんですが、その理由は二つ。一つは集団的自衛権の法案が国会を通過してしまった事。そしてもう一つは春に入れた若い鶏たちがなかなか卵を産んでくれない事。メールマガジンによると昨年は9月19日にはもう産んでいるようです。集団的自衛権について書くとペンははしりそうですが更に気分が落ち込みそうなので、鶏さんに早く卵を産んで欲しいとの願いを込めて、次回は「知られざる鶏の生態(ちょっと誇大表現??)」について書く予定です。

生産者番号 56番 八代弘樹


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