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2016年5月28日 (土)

筍狩りのシーズンの駆け引き ~ 海老で鯛を釣る?? ~

もう皆さんのところには筍が3回くらい届いたと思いますが今年の筍はいかがですか。竹山はやはりイノシシがかなり暴れているようで、我が家も電機柵を仕掛けていない場所は、最初はあたり一面耕されてしまっていました。しかし次第に筍が浅根(地面から浅い根から出るもの)から深根になり、筍も大きくなるので、さすがのイノシシも2~3本食べるとお腹いっぱいになるのか、そのうちあちこちでイノシシの残した筍が増えてきます。我が家では3つの山の筍を掘るのですが、去年までは母と二人で行なっていました。毎年の事ですが、最初は私一人で筍狩りを開始し、収量が増えてくると母も自然と手伝ってくれるようになります。今年も最初は筍も少なかったので一人で行なっていましたが、だんだん量が増えて辛くなってきました。

そこで、昨年同様に収穫した筍を置いて母に気付かせる作戦に!三芳では筍は一箱4kgです。そして出荷日ごとに、最初は5箱分、8箱分、12箱分、20箱分と出荷量も増えていきます。いつもであれは、8箱分くらいになると母が「私も行こうか?」と言い出すのですが、今年はなぜか「ずいぶん採れたね」だけで、次の一言が出てきません(冷汗)。私は、いくら目の前に現金を積んでも相手が首を縦に振ってくれない宝石商になったような気分(苦笑)。筍を更に目立つ場所へ置いたり、収穫後に咳払いしたり、私も姑息な手をあれこれ試しますが母を釣る事が出来ず、しかたなく相談したところ「このところちょっと腰が痛くて…」との事。竹山にも様々ありますが、我が家の山は7割が急斜面です。私も2~3m下まで転がった事もあります。また私もまだ若いとはいえ、体調がすぐれない時もあります。そういう時に無理をすると怪我につながりますし、特に山で何かあったら大変。母もサイボーグでもスーパーウーマンでもありません。畑仕事で色々と疲れていると思います。私も仕事を多く抱えてしまうと、周囲が見えなくなってしまいがちですが、今後は今まで以上に家族の体調に気を遣ってあげられたらと思います。

Photo

ちょっと話は変わりますが一ヶ月くらい前に縁農があり、我が家へ食べる会の方が3名来てくれました。稲の種まきの準備をした後、少し時間ができたので裏山に筍狩りにでかけました。もちろん我が家でもまだ初物を口にしていない時期。実はこんな事もあろうかと、私は前日に裏山へ行き筍を2本見つけておきました。それは、せっかく山に行っても1本も無いとガッカリさせてしまうからです。そしてまた筍の探し方を教えてあげようと思ったからです。しかしその思惑は見事にハズレました。それは食べる会の方の中に筍探し名人が1人潜んでいたからです。私が「この辺りにありますよ」と言うと、その方はすぐに予め私が探しておいた筍を2本とも見事に探し当ててしまいました。焦った私はその他にもないか探したのですが、結局その2本しか見つける事ができませんでした。本当は3人に1本ずつあげたかったのでちょっと残念でしたが、その2本はお土産としてお渡しました。しかしそれにしても素人ではなかなか見つける事のできない筍をパッと見つけるなんて…。その方は私の独断と偏見でMrs.筍娘に認定したいと思います。

結局、今年は私が一人で掘りました。そして今年の収量を集計してみたところ、出荷出来なかった分も含めると、なんと1トン超え!よく掘ったものです。急斜面からは背負い籠(かご)で麓まで降ろしますので、籠もボロボロです。しかし、底抜けにならないように紙を敷いたりして何とか耐えてくれています。

他の農家仕事もそうですが、二人で作業すると作業が倍進むので気分がいいのですが、山の中で一人さみしく作業していると時々むなしくなります。しかし、自生しているニッキの香りを堪能しながら竹の間から空を眺め、竹が気持ちよさそうに風になびいているのを見ると落着きます。

筍は様々で10秒で掘れるものもあるし、5分以上かかるものもあります。私の筍堀りの方法は、まず籠は背負わずスコップだけを持って筍を掘り、通り道にある程度まとめて置いておき、そして後で集めて回ります。それは筍を見つける度に重い籠を降ろすのが大変だからです。しかし筍を集めて、もうこれ以上籠に入らないという時に限って新たな筍を見つけてしまったりします。またそれが山の上の方だった時はしかたないので一度籠を降ろし、掘ったその筍は手にかかえて下山します。しかし手に筍などを持っていると、うまく枝などにつかまる事ができず、特に雨上がりなどは滑って転んで服が泥だらけになったりします。また重い籠を背負うので縄が肩に食い込んで内出血し、肌には縄の跡がクッキリ入ります。もう慣れましたが、最初お風呂に入った時に自分の姿を鏡で見て驚きました。まあしかし、この時期は他に出荷するものが無いので、来年もまた頑張ってしまうと思います。

来週のゴールデンウィークにまた3人の縁農を受ける事になりました。何をして盛り上がろうか今から楽しみです。

生産者番号 56番 八代弘樹


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コメント

 そんな大変な思いをされて掘って頂いた筍。会のみんなのお腹においしく入ったことでしょう。

 私は山に住んでいるのですが、残念ながら筍はありません。民家でぎっしり埋まった山です。山の上からころころ転がって麓まで時々行きたくなります。掘った筍を山の上からころころ…いや、傷だらけになってしまいますよね。失礼しました。

投稿: 萩原 祐美子 | 2016年6月 6日 (月) 18時02分

我が家の筍山がたまたま急斜面のため、他の家と比べて大変なんだと思います。生産者も年配の方が増えていますので、育てるのが大変な野菜などは、だんだんと量が少なくなっていくかもしれませんね。
さみしい事ですが…

投稿: 八代弘樹(56番) | 2016年6月 9日 (木) 19時37分

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