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2016年5月 7日 (土)

春は引っ越しのシーズン ~ ヒヨコ達の想定外の行動にビックリ! ~

「春眠、暁をおぼえず」という言葉のように、この時期はとにかく眠い…。陽は長くなるし、稲の準備、夏野菜の準備、ヒヨコの世話、そして我が家では筍の収穫と色々と忙しい。昼食を済ませちょっと横になると、つい寝すぎてしまう。といっても、また夜もグッスリである。先輩達が口をそろえて言う「五十歳半ばになると急に熟睡できなくなるよ」と。今はこんなに眠くてどこでも眠れてしまうのに本当にそうなるのだろうかと真剣に思う。

 さて、春は引っ越しのシーズン。夏野菜もビニールハウスの中で種をまき、既に芽を出したものもある。以前、4月に大寒波が来てビニールハウスの中の苗が凍ってしまいダメになってしまった事があるので、まだ安心はできないが、今年は暖かいので大丈夫かなと考えている。しかし翌朝の最低気温が6℃くらいになる日はもう一枚ビニールシートをかぶせたりして対応する。そのうち、ビニールハウスの中も野菜の苗でいっぱいになり順々に畑へ引っ越しとなる。

 また、先日一足先に引っ越しを終えた野菜がある。それは「ニラ」。ニラは種も販売してはいるが通常は新たな場所へ根の部分を植えなおす。同じ場所で3年くらい収穫を繰り返していると根が込み合ってきて細いニラしかできなくなってしまう。したがって3~4年に一度、引っ越しがある。ニラは両親が中心になって世話をしてくれているが、ニラを植える場所というのは難しく、水をかけられなくてはいけないし、ニラは通年植えられているのでオフシーズンでも他の野菜を植える事が出来ず効率があまり良いとは言えない。ここ数年、会全体の生産量が減っているのはその影響もあると思う。だからと言って、陽当たりや水はけの悪い場所にするとよけい細いニラとなる。しかし我が家も昔ほど多く野菜を作れなくなってきた事もあり、畑も空きがあるため引っ越し先はすぐに見つかり、母が先日引っ越しをしてくれた。

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 ヒヨコも、三芳に越してきてもう1ヶ月半となる。最初はヒーターの周りでヨチヨチしていたのだが、最近は伸びた羽をバタバタさせ1m近く飛ぶようになった。また最初は人間を怖がっていたが、最近は足元にからみついてきて、気を付けないと踏みつぶしてしまいそうになる。最初は毎晩、イタチから守るためにヒーターの箱の上に網をかぶせるのだが、隙間から逃げ出したりして、だんだんと手がかかるようになる。そして網をかぶせた後、脱走者がいないか懐中電灯を手に確認。そしてイタチ避けのため、網の上にはネズミ用ペッタンコシートを置く日が続いていた。しかしある朝、ヒヨコを見に行ってビックリ…。一匹のヒヨコがペッタンコシートにくっついているではないか(冷汗)。多分かくれんぼでもしてワラの隙間にかくれたまま眠ってしまったのだろう。朝になり、その場所からでてきてシートにくっついてしまったに違いない。ヒヨコはシートにくっついたまま、寒いのかガタガタと震えていた。私はすぐに粘着シートからはがし「ハーハー」と自分の息で温めてあげた。そしてフワフワの毛にくっついた粘着部分をハサミで切り落とし、なんとか自由に動けるようにして、ヒーターの中へ入れた。他のヒヨコは網を取り除くのを待っていたかのように、鳩のごとく箱の中から飛び出し運動場へ。しかしそのひよこはヒーターの中でジッとしているようだった。蚤の心臓を持つ私はやっとドキドキから少し解放され「フー」とため息をついた。その後、朝ご飯を済ませてからヒヨコを見に行ったところ、他のヒヨコと一緒にまだヒーターの近くにはいたが、すぐに他のヒヨコと区別がついた。それは、若干残っていた粘着部分にゴミが付き「モップ」のようになっていたからである。その姿に私も一瞬笑ってしまったが、かわいそうなので、もう一度ハサミできれいに仕上げをしてあげた。一匹で脱走し、そのまま夜を過ごすほどのじゃじゃ馬娘。しかしその後は元気にしているようである。ちなみにその日を最後にペッタンコシートはお役御免となった。また、迷子になってヒーターの場所まで戻れないヒヨコがいるといけないので、ベニヤ板を使って鶏舎を半分に仕切っていたが、数日後にその壁も取り除いた。今のところ、亡くなったヒヨコは5羽くらい。かわいそうですが、多分内臓などに疾患があったのだと思います。今のところ昨年より成績は良いかもしれませんね。

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 また最近では2~3日に一回、我が家のミネラルたっぷりの畑の土をヒヨコの運動場に持って行きます。するとその土の中にはミミズなどの微生物がたくさんいて、ヒヨコ達の運動会が始まります。特に綱引きは見ごたえがあります。ミミズさんには申し訳なく思いますが、かわいいヒヨコのためご勘弁を!また、土の塊も突っついていて、数時間後に行くとほとんど崩して食べてしまっているようです。大人の鶏たちも私の靴に付いた土を突っつきますが、ヒヨコのうちから土は好物のようです。また最近は私の長靴の紐も引っ張り合っています。「手のかかる子供ほどかわいい」という言葉がありますが、そういうヤンチャな姿を見せてくれるのはあとどのくらいだろうか…と考えるこの頃です。人間の子供も動物の子供もこの頃が一番かわいいのかもしれませんね。

生産者番号 56番 八代弘樹

 


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コメント

 なんて可愛らしいふわふわの羽毛♪こんな小さくて温かくて足元に寄って来るのがいっぱいいたら…たまりませんね。以前のお便りで紹介された、あんなにふわふわで小さくて黄色いぴよちゃん達が、もう白くて茶色いふわふわになって、しかも(ひよこ時代と比べると)大きくなって。

 長靴の紐を引っ張って、お父さんのお仕事を邪魔して遊んでもらおうとしているやんちゃな子供みたいですね。「引っ張ったら駄目だよ」と言いながらもにこにこしている八代さんの姿が目に浮かぶようです。可愛らしい写真、有難うございます。

投稿: 萩原 祐美子 | 2016年5月10日 (火) 14時14分

ひよこ達は見る物、聞く物が全て初めてですので、本当に思いもかけないような状況になる時もあり、気が抜けません。大人になると私の靴ひもなどには見向きもしませんので、匂いなどで食べ物でない事を一瞬のうちに判断するのでしょう。
靴ひもを引っ張られると、ひよこ達に「どこかへ連れていって」とせがまれているみたいです。本当は野原のクローバーのじゅうたんの上へ連れて行き自由に遊ばせてあげたいです。

投稿: 八代弘樹(56番) | 2016年5月17日 (火) 11時35分

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