« しょうがハチミツ | トップページ | 「笑点」桂歌丸さんの引退  ~ 本音を言い合える関係 ~ »

2016年6月18日 (土)

新しい道具にワクワク ~ あわてない、あわてない ~

皆さん、新しいものを買うとワクワクしますよね。しかもそれによって機能がアップしたなら、同じ事をするのにも自然とテンションも上がるもの。

先日、田んぼに水を入れてトラクターで耕していたところ、深い場所がありトラクターの車輪が埋もれて、抜け出せなくなってしまいました。そして古いトラクターを使って引っ張り出そうと準備をしていたところ、たまたまそこを通りかかったご近所さんが、自宅から新しいトラクターを持って助けに来てくれました。そして我が家のトラクターがもぐってしまったすぐ脇をアメンボウのようにスイスイと走り、我が家のトラクターとロープでつないだあと、引っ張り出してくれました。私はその機能の差に打ちのめされました。

ちなみに新しいトラクターというのは単に購入してから年数が経っていないという事だけではなく、後輪がキャタピラ方式になっていて湿田(水を入れた田んぼ)でも、もぐりにくくなっています。また田んぼに水を入れる前に水が抜けないように畔に泥を盛り上げて踏み固めるのですが、以前は鍬(クワ)を使って人力で、そしてその後はプラスチック製の板(畔シート)、そして最近ではトラクターの後ろに専用の機械を取り付けて土を盛り固めるようになりました。そのため昔に比べトラクターでの田んぼ仕事も増えたので、稲作を手広くやっている人は必ずキャタピラ式を持っています。しかしキャタピラ方式は小回りの多い畑仕事はちょっと苦手。ですから私はメーカーに連絡して車輪の外側に付けるリング(正式名:ストレーク)を注文しました。写真を見ればわかると思いますが、雰囲気としてはハツカネズミが入ってクルクルと回す輪のような感じです。その能力を過信してはいけませんが、畑仕事の時は簡単に外せますし、よほど深くなければ湿田もこれで対応できそうです。10万円以上しますが、トラクターを2台持つ必要も無いし本当に助かりました。そのおかげで田んぼの準備も進んでいます。

Photo

今年の4月からは雨の日がたくさんありました。田んぼを手広くやっている人には、水の確保の面では大変助かったのではないでしょうか。しかし今年、一般の米農家は今まで以上に田んぼの準備が早くなっています。思い起こせば、昨年近所の農家が早く田んぼの準備を進めるので私もつられて早めに田んぼの仕上げをしたのですが、苗の準備の都合で田植えが遅れ、その間に水を張った田んぼでザリガニが増えてしまいました。その結果、田植え後のまだたよりない苗をザリガニにチョキチョキと挟まれ散々な結果に…。ですから今年は苗に合わせて田んぼを仕上げています。私達生産グループの田植えももうほとんど終わったのではないでしょうか。しかし今年は暖かくて苗の成長が早かったため、昨年より更に早くご近所さんの田んぼの準備が進み、私も毎日自分自身に「あわてない、あわてない」と言い聞かせる日々。周囲から一人取り残されたようで、これもまたつらいものです。しかしようやく田植えが始まりホッとしました。三芳ではGW(ゴールデンウィーク)はTW(田植えウィーク)なのです。

すると今度は、蛍の季節がやってきます。5月中旬くらいから1ヶ月くらいの間ですが、川の近くでは時々蛍を見る事ができます。昔、子供の頃は蚊帳(かや)を押入れから早めに出してもらって、捕まえてきた蛍をその中に放し、部屋を暗くして寝ながら蛍を眺めたものです。そしてたいがいそのまま眠ってしまいます。蛍は朝には死んでしまっています。今考えてみれば、確かオスがメスを呼ぶための光だったと思いますが、そこを捕まえてきて蚊帳に閉じ込めてしまうのですから、蛍にとっては迷惑な話ですね。しかし殺虫剤など使わない蚊帳は体にもやさしく、なんてすばらしい器具でしょうか。蚊を殺す殺虫剤なども濃度は低いとはいえ農薬を改良したもの。そのため最近また蚊帳が見直されているという話も耳にします。本当に昔の人の知恵はすばらしいと思います。

そして、この田んぼの準備に合わせてツバメの巣作りも始まります。最近、ツバメたちが田んぼの上を元気に飛び回っています。そして田んぼの土を使って巣作りをするわけです。これもまた自然の原理にそった仕組みとでもいいましょうか。我が家の周りにもたくさんいますが、時々「警戒

」した鳴き声を発しています。それは我が家のツバメハンターの猫のミーちゃんのためです。お互い探り合いというところでしょうか。ツバメも猫の届かないギリギリのところを飛んで、猫の実力を調査しているようです。私も昨年は頭の上の巣からフンをされた事を思い出しましたが、今年もツバメと猫の勝負を静かに見守ろうと思います。

 ちょっと話は変わりますが、先日の5月7日(土)発送、8日(日)着の宅配便会員の方数人から野菜がいつもの時間に着かないとご連絡がありました。まあ結果的には遅れて届いたので良かったですが、よく考えたら5月8日(日)は母の日。きっと母の日のプレゼントの荷物が増え、野菜の配達が遅れたのだと思います。会員の方にはご心配をかけましたが、その日は日本中のたくさんのお母さんが笑顔になった事でしょうね。別に父の日のプレゼントのおねだりをしているのではありませんよ…(笑)

生産者番号 56番 八代弘樹


オーガニック食品 ブログランキングへ

|

« しょうがハチミツ | トップページ | 「笑点」桂歌丸さんの引退  ~ 本音を言い合える関係 ~ »

コメント

 今日は父の日ですね。お仕事が忙しい季節でしょうから、朝から三芳の生産者の方々はお忙しいとは思いますが、きっとご家族からの労いの言葉で笑顔になっていらっしゃるのでは。

 農機具は、とっても高価ですね。土地も持っていませんが、新しいストレークはとても頼もしく見えます。これで、作業が捗りそう。

 以前伺わせて頂いた時の、三芳の美しい風景に、このストレークが大活躍している様子が目に浮かぶようです。

投稿: 萩原 祐美子 | 2016年6月19日 (日) 09時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« しょうがハチミツ | トップページ | 「笑点」桂歌丸さんの引退  ~ 本音を言い合える関係 ~ »