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2016年9月13日 (火)

野菜のベストミックスとは  ~ 先入観にとらわれない若きチャレンジャーの挑戦! ~

「ベストミックス」(最高の組み合わせ)という言葉。原発事故の直後くらいから、電気エネルギーに関する事でよく使われるようになったように感じますが、今回は我が家の野菜に関する事で使わせてもらいます。

私たち三芳の生産者は一年中、野菜の作付けのベストミックスを考えています。四季によっても熟慮して「収入面の事を考えたらこの野菜を増やしたいけど、体力面を考えるとこんな感じかな…」とか。また、気候の関係などで、ある野菜の雲行きがあやしくなり、途中で変更する時もあります。少し前に我が家でトマトを減らして南瓜を増やしたという事もメルマガに載せました。しかし今回は更に掘り下げて品種の話をしたいと思います。

 「今年のジャガ芋はどうでしたか?」現在も量は少ないかもしれませんが、細々と出荷されているかもしれませんね。ちなみに今出荷されているのは比較的長期保存が効き自家採種した品種。逆に5月中旬頃からたくさん出荷されたのは一般的な「男爵」「メークイン」がほとんどです。以前にメルマガに書いた通り、我が家では数年に1度、種芋を買ってきます。そして今年はその年でした。しかし、例によって比較のために自家採種した芋も同じ場所に植えてみたところ、その特色が色濃く出る結果となりました。結果は買ってきた種芋からは大きなジャガ芋が出来ましたが、今年は雨が多かったせいか腐る率が高く、三芳でも品質管理を担当する「出荷検討係」は大忙しでした。我が家では水はけの良い砂地の畑だったのにかかわらず腐りが出たのには驚きました。いつもであれば残った芋は種芋にするのですが、さて来年の春まで何割が残るでしょうか(冷汗)。しかし同じ畑で作った自家採種した方はというと、実は小さかったのですが腐りはほとんどありませんでした。その中には「きたあかり」も混じっていて、品種による違いもあるかもしれませんが、やはり作り続けていると表面がしっかりしてきます。人も「面の皮が厚くなる」っていうでしょ。「あれ! 今、クシャミした人は誰ですか(笑)? 」

 三芳の生産者も色々な人がいます。ですから品種は異なりますが、同じ野菜も比較的長い期間お届けする事ができます。そこがグループの強みです。ですから、三芳のメンバーは他の人が違う時期に作った野菜もちゃんと認め合っています。「この時期にこれくらいの品質のものが作れればいいんじゃないかな…」とか。ただ、食べる会への情報の発信が少なかったように思いますので、このメルマガも利用してお伝えしたいと思います。

 またトマトの品種ですが、我が家では今年から「フルティカ」という品種(写真添付)を新たに始めました。昔、社会科で習った古代文明のような高貴な感じの名前ですよね。昨年、お隣さんが露地で作っていて、中玉で雨などにあたっても割れにくいとの事で我が家でもさっそく始めました。今年は新たに購入したその品種の種①をメーン(全体の6割)にして、その他は昨年、お隣さんからもらったトマトから採種した同じ「フルティカ」の種②(約3割)、そして昨年まで作っていた、自家採取したやはり中玉のトマトの種③(1割)です。購入した種を一番早くまいたのでその木から出荷が始まりました。皮もやわらかく味も良いとポストでも好評。来年以降、作付けする人が増えてくれるといいですね。ただ、①のうち既に3割くらいは木が枯れてしまっています。ずっとナス科の野菜を作っていなかった場所に満を持して植えたのですが、いつもに比べ雨が多かった影響なのか、ちょっと先行きが不安。しかし、作付け面積が狭い割には結構多く出荷しています。会の中では3本の指には入れそうです(エッヘン!)。今のところ②、③のトマトは元気です。やはり自家採取した種は強いんでしょうかね。①②の「フルティカ」の形はほぼ真ん丸ですが、③は逆にトマトの形をしていて、大きさも若干不揃いです。しかし、これから少しずつ主力が①→②③に移行していきます。また、③の品種の形が違うのも、その子たちの個性だと思ってくださいね。人間だって、ある意味ずっと自家採種で命をつないできたのです。言わば在来種!長い年月の中でお猿さんに近い状態からその環境に合わせて少しずつ進化してきたのですから。

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話は変わりますが、今年からグループに入って頑張っている若い溝口和基くん(20番)が、食べる会の総会の時期に「枝豆」を作りました。総会の会場でも披露し、私も驚かされました。私たちが作っている枝豆は最終的に大豆として収穫する品種です。でも溝口くんが選んだのは枝豆用の品種。しかし今年は害虫であるカメムシ(写真添付)が大発生し、大豆の花や実を守るのに必死に虫取りをしたようです。多分、秋に作るのに比べかなり手間がかかったと思いますが、残念ながら会のルールでは1袋の価格は秋に出荷するのと同じです。

Photo

私たちはそれぞれの野菜が露地で比較的楽に作れる時期がその野菜の旬だと勝手に考えていますが本当にそうなのでしょうか。今までの実績が頭の中に詰まっている多くの生産者たち。ですからよほどの事が無い限り冒険はしませんが、今回若い溝口くんが新しい事にチャレンジし、このビールのおいしくなる時期に見事に枝豆を作った事にはエールを送りたいと思います。そしてこれからも会の中に新しい風を吹かせてほしいと期待しています。

生産者番号 56番 八代弘樹


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