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2016年10月

2016年10月25日 (火)

「災害」「事件」から学ぶ事とは ~ 大切な子供たちのための選択を! ~

< 10月4日のメールマガジンの内容 >

世界同時多発テロから15年目の今年の9月11日にアメリカで追悼式典が行われました。そしてそのテロによって父を亡くした男の子も二十歳を過ぎ立派に成長したという話がテレビで取り上げられていました。

今、世界の国々はいがみ合い、けん制し合っています。核や軍事力をも使って他国を威嚇しています。そんな中、テロで父を亡くしたその少年は「私はテロリストを憎む事はしない。テロリストだってテロを起こさなければならない環境にされたからそうしたはず。だからそういう環境が発生しないような世界になるよう今、色々と勉強している」とインタビューに答えていました。きっと天国のお父さんも自分の死は無駄でなかったと胸をなでおろしていると思います。

また現在「築地の豊洲への移転問題」「議員の汚職」など様々な問題が発生し、盛んに犯人捜しを行っています。しかし犯人を捜してどうするのでしょうか。特に豊洲市場の地下の問題などは、もう10年近く前から計画されていて、少なくても数人の意見だけで方針が一転するような規模のものではないはずです。もしトップダウンの指示だからとしても、その意見がしっかり議論されずにそのまま通ってしまうような仕組み自体に問題があるのだと思います。また、豊洲で早急に、かつ安全に市場機能を開始するための対策を検討したり、他の計画(オリンピックなど…)の中にもこのように取り返しのつかない問題が無いかを調べる事の方がはるかに重要だと思います。

議員の汚職についても、表面上の給料を下げて、活動費などの手当てを支給する仕組みにした結果だと思います。確かに常識をはるかに逸脱した議員さんもおりましたが、そんな領収書の改ざんなどでなくもっと他にやるべき実務に時間を割く事のできる仕組みにできればと思うし、一部の議員さんや、一握りの教職員の不祥事等で全体のイメージが悪くなり、真面目に働いている方も足を引っ張られる状況も起きています。あまり報酬額を下げても、裕福な人しか政治家を目指せなくなってしまいますし、特に政治家さんは自分達有権者が選んだわけですから、その人だけを悪者にせず、そういう人に投票した自分たちも反省すべきだと思います。はっきり言って昔の政治家の方がお金についてはルーズであったと思います。しかし、将来あるべき国の姿を描き、大きな実績をあげた方がたくさんいたと思います。ただ、一つ言えるのは「これからは、社会で選択をせまられ迷った時は、将来を担う子供たちのためにはどちらが良い選択かを考えて欲しい」という事です。これは普段の生活の中でも同様だと思います。そういう小さな選択の積み重ねが将来に向けての大きなステップにつながると思います。

また「災害」についてですが、現在も多くの方が避難や仮設住宅での生活をしています。そして心に深い傷を負った方もたくさんいて、今もカウンセリングに通っている人も少なくないようです。特に「もし私があの時…していたら、その人は助かったかもしれない。」と自分の過去の判断や行動の愚かさを悔やむあまり、心を閉ざしてしまっている人もいます。その中で東日本大震災の時、坂道を避難中に歩けなくなった祖母を残して逃げ、数日後に遺体となった祖母が体育館で転がされているのを見た時、人間としての尊厳もないようなその姿がショックで、祖母をそんな姿にした自分を一生呪って生きていかなくてはならないと毎日泣いて暮らしている女性がいるそうです。そしてそれに対する心理カウンセラーの方から、心の温まるアドバイスがありましたので、今回はそれを紹介させていただきます。「こんなに重い苦しみの中でどんなに辛い毎日かと思うとたまりません。ただ、あなたは祖母を見殺しにされたと思っているようですが、私にはそうとは思えません。おばあ様はご自分の意志であなたを1人で行かせたのです。一緒に逃げたら2人とも助からないかもしれない。でもあなた1人なら絶対に助かる。そう判断したからこそ、あなたの背中に乗る事を拒否したのでしょう。おばあ様は瞬時の判断力をお持ちでした。そしてその判断は正しく、あなたは生き抜いた。それは、おばあ様の意志の反映です。人はどんな姿になろうとも、外見で尊厳が損なわれるような事は決してありません。たとえ体育館で転がされるように横たわっていたとしても、おばあ様は凛とした誇りを持って生を全うしたと思います。おばあ様の素晴らしさはあなたの中に受け継がれている事をどうか忘れないでください。おばあ様が生きてかけたい言葉、してあげたい事を周りにいる人たちにかけたり、してあげてください。そのようにして生き抜くことが、憧れだったおばあ様の心を生かす道に思えます。」という文章でした。

辛い時、その人には申し訳ないと思っても、もっと辛い立場の人の頑張っている姿に励まされています。これからも「災害」は無くならないと思いますが、少なくても人間同士の無駄ないがみ合いや殺生は避け、互いに助け合っていければと思います。

生産者番号 56番 八代弘樹


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農家仕事を終えた時の気持ち  ~ 縁農の方だけが頼りです! ~

< 9月27日のメールマガジンの内容 > 

いつの間にか駆け足で夏が過ぎ、季節はもう秋である。各生産者はそれぞれ異なる仕事に追われ毎日を過ごしている。まとめると「稲刈り」「秋野菜の定植」「冬野菜の種まき」「夏野菜の収穫」などである。田んぼの面積の少ない人などは、もう秋冬の野菜の準備を進めているし、田んぼの面積が広い人はまだまだ稲刈り中であろう。しかも秋雨前線や台風による影響でなかなか仕事が進まずストレスがたまっている事と思う。しかし私たちのように22軒の農家が集うと、本当に様々な家がある。先日の台風で夏野菜が影響を受けたが、家によっては畑の場所や向きなどの違いで、たまたま助かったところもある。また、各家の得意分野もあるので「これだけは守りたい」と野菜をしぼって台風対策した家もあるだろう。食べる会の皆さんにとっては端境期になって野菜の種類が減り、心細い方もいると思いますが、グループだからこそ出荷ゼロとならずに、とりあえず何とかなっているのだと思う。これが個人で行なっている人であれば「○月○日~×月×日までお休みします」となるかもしれない。実際、この時期の生産者はお米の収穫が一段落しないと気分的に解放されないというのが正直な気持ちだと思う。我が家もこの不安定な天候のため、まだ3割が収穫できていない。コンバインによる収穫である我が家でもこんな状況なのに、天日干し(はざかけ)をする農家の台風の心配はこんなものではないはず。しかし祈っていても台風がそれてくれるわけではないので、重い腰をあげて違う作業をする。

しかし、少し前に縁農委員の方を中心とする「はざかけ縁農」が2週間連続で週末に行なわれ、はざかけ農家にとっては「神の救い」であったと思う。各農家で農作業できる人は2人くらい。ですから特に広い田んぼでの仕事となると、なかなか進まず気分もめげてくる。しかし10人以上のプロフェッショナル(飲みっぷりではなく農作業です…笑)な縁農集団!縁農の方に手伝っていただくと、特にこの時期のはざかけ作業はとてつもなく早く進みます。ならし(稲を引っ掛ける棒)さえ作ってあれば、どんどん稲を掛けてくれます。生産者も「本当に助かるよ!」と口をそろえて言います。以前に縁農の方の嫌がる仕事を紹介した事がありましたが、このはざかけ作業はその逆で、話をしながらでもできますし、人の数だけ仕事の効率が上がります。農家もうれしいでしょうが、やっている縁農の方も気持ちがいいと思います。本当に三芳のはざかけ米は縁農の方に支えられていると言っても過言でないと毎年感じます。

さて我が家ですが、進まない田んぼ仕事の事ばかり気にしていてもいけませんので、生き残った夏野菜の収穫を行いながら、秋冬野菜の準備をしています。イノシシ被害が心配な、さつまいも、里芋の草取り、土寄せなども終わり1ヶ月後くらいからの収穫を待つばかりとなりました。またキャベツの定植、(サニー)レタス、チンゲン菜、ブロッコリー、小松菜、カブの種まき、そして人参もなんとか芽がでましたので、現在草取りを行っています。しゃがんで行う辛い仕事ですが母も手伝ってくれています。するともちろん進む速さも2倍になるのですが、それだけでやる気が出てきます。ですから、はざかけ縁農のように5倍以上の早さで作業が進めば、気分は「ウハウハ」でしょうね。

そしていつもより遅くなってしまいましたがセロリ-の定植も完了しました。セロリ-は水分不足を嫌うため我が家ではいつも写真のようにワラを敷きます。もちろん雑草避けにもなります。私たちのグループはマルチ(土を覆う事)を禁止していますが、このような自然のもので覆うのはOKです。まだ小さな苗ですが、これから20度前後の日が続くと急に成長してきます。量は決して多くはありませんが、出荷を目指してお世話したいと思います。一つ仕事が片付くと本当に気持ちがいいものです。

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ところで、実は先日テレビに我が家のバインダーがチラッと映りました。というのは「火曜サプライズ」という番組のロケがここ南房総であり俳優の渡辺謙さんと宮崎あおいさん、そして番組MCのウェンツ瑛士さんが来られ稲刈り撮影が行われました。シナリオは渡辺謙さんと宮崎あおいさんは大きなコンバインを操縦、そしてウェンツ瑛士さんは我が家のちっちゃなバインダーを操縦して稲刈りをする予定で私もその場に待機していました。多分、ウェンツ瑛士さんが「俺だけどうしてこんなにちっちゃな機械なの?!」という落ちだったんだと思います。しかし俳優のお二人の撮影終了直後から雨が降り出し、我が家のバインダー(めぐみちゃん)の出番はありませんでした。しかしテレビでしか拝見した事の無い有名人の3人を真近で見られた事、そして撮影された映像を後日テレビで拝見し、こんな具合に編集されるんだな~と感心した一日でした。

生産者番号 56番 八代弘樹


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「新米」&「初産の卵」でちょっと贅沢

< 9月20日のメールマガジンの内容 >

最近、我が家のヒヨコたちの鶏舎にちょっと変化が出てきました。それは、地面に鶏の羽が散らばっている事。そしてその現象は鶏たちが自立してきた証拠でもあります。人もそうですが、産まれてすぐは異性を意識する事はなく育ちます。そして小学生くらいになると少しずつ意識するようになりますよね。我が家の鶏たちは人で言えばそろそろ高校卒業くらいなのかもしれません。

異性を意識しだすと「ちょっかい」を出したくなるものです。また同性に対してもライバル意識などが芽生え、いざこざがおこったりします。鶏たちの場合、その証拠が羽の散らばりだと私は考えています。毎年の事ですがもちろん体が小さくて弱い鶏や、目などを怪我している鶏もいて、その鶏たちはとりあえず集中治療室(仕切られた小部屋)で生活しています。

また雄鶏の「コケコッコー」の鳴き声もだんだんと上手になってきました。まあ中には、聞くと吹き出してしまうような不器用な雄鶏もいるようですが、だんだんと上達していくと思います。

そして9月6日待望のその時がきました。お昼すぎに私が鶏舎にいったところ小さい卵が一つ転がっていました。今年ヒヨコを入れた鶏舎は他の鶏舎とは全く別棟になっているため、他の鶏舎の鶏がまぎれ込む事は考えられないので、まぎれもなく「初産」の卵!卵は小さい分、殻は厚くしっかりしていてなかなか割れませんでした。

また、今年は16年目で初めて9月最初からお米を出荷する事ができました。我が家では早生の「ひとめぼれ」と中生の「コシヒカリ」の2品種を作っています。しかしザリガニ被害などに遭い稲の株数が減ると、そこの稲だけは競合する稲がいないため、より根を張りまだまだ成長しようとして葉に栄養がいき、なかなか穂が黄金色に実りません。結局今年は「コシヒカリ」を作った田んぼの方が早く実り、先に刈り取る事になりました。

という事で今年は初産の卵に新米が間に合い「新米コシヒカリ」&「初産の卵」で卵かけごはんをいただきました。よくよく考えたら卵かけごはんを食べるのも久しぶりだったため、味は格別でした。また初産の卵は食べると若返るという噂もあるので、しばらくしたら私の白髪も減ると思います。もしも変化が見られましたら逐次ご報告しますのでご期待ください。

今回の卵もそうですが、この時期は葉物のエサが少ないので卵の黄身の色が薄くなります。しかし世間では、普通は鶏たちの主食であるトウモロコシをわざわざ米に換えて育てた「黄身が白いたまご」というのを売り出した会社があるらしいのです。そして「米で育てるので米との相性は抜群」だそうです。私たちの鶏は四季によってエサが変わります。しかしもちろん主食は「米(くず米&ヌカ)」ですので、一年中いつ食べても「米との相性は抜群」ですね。しかも旬の露地野菜(B級品)も食べているので、その季節毎の旬の卵と言えると思います。卵は「命」です。私たちは卵を食べる事を「命」をいただくと表現していますが、そういう意味では、たとえ黄身の色を良くするためだとしても本来は鶏たちが口にするような事のない海藻類や骨粉などを食べさせるのはどうかと思います。

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また、今回は鶏と卵の話という事で、我が家の鶏小屋の特徴について少し説明させていただきます。我が家の鶏小屋は3つの特徴があります。ちなみにどれも20年以上前の父のアイディアです。それは①鶏舎傾斜しているという事。ちなみにダジャレではありませんし、建物が弱って変形しているわけではありません(笑)。それは鶏舎の建っている場所が傾斜しているという事です。そして出入口が両端に2つあり、高い場所の入り口から野菜のクズなどの有機物を入れると、鶏たちが食べたり、混ぜたりしてくれて、低い場所までくる時には鶏糞と混ざり熟成されサラサラになっています。そしてそれを畑で使っています。本当はそれをしばらく積んで適度な水分を与え、更に発酵させると熱で雑草の種も腐るので最高なのですが、最近はそこまで余裕がなくなっています。そして②自動ドアです。普通は鶏舎の中に入った時には、中からも閉める仕掛けが必要なのでしょうが、我が家はロープと滑車で自動的に閉まるので手で閉める必要がありません。以前に山仕事の記事を載せた事がありましたが、写真のように滑車を絶妙な角度から組み合わせるところなどは、林業の分野からきたアイディアと技術なんだと思います。③屋根の下に板を多く張ってあるという事。これは断熱効果を狙っています。特に鶏は暑さに弱いので、夏場は効果を発揮していると思います。屋根のトタンはコンロの上のフライパンのように熱いですが、その下は板のおかげで涼しく、我が家の鶏たちも「こんがりチキン!」になる事はありません(笑)。

現在は野菜や卵が少なく、会員の皆様にはご迷惑をおかけしていますが、卵についてはこれからジワジワと増えてくると思われます。ちなみに我が家は現在、人参畑の雑草と格闘中です!

生産者番号 56番 八代弘樹


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2016年10月 6日 (木)

リオオリンピック 後輩たちに次を譲る時の気持ちとは

今回はあまり盛り上がってこないな~と思っていたリオデジャネイロオリンピックでしたが、いざ競技が始まってしまえば、やっぱり盛り上がるものですね。そして標準記録をクリアしているのに国内の紛争等で出られない人のために特別に結成された「難民選手団」には心打たれました。私はスポーツ好き。もちろん学校の教科の中では体育が一番好きでした。小学校では少年野球で投手。中学・高校は陸上部で、短距離、幅跳び、棒高跳び、やり投げ、そしてもちろんリレーにも出場した事があります。そして社会人になって草野球チームに入りました。そして今は健康維持のために硬式テニスとバドミントンをやっています。

突然ですが、私は「絶対王者(女王)」という言葉があまり好きではありません。そもそも「絶対」って事は無いと思います。フィギィアスケートの羽生くんの活躍の頃から気になっていましたが、今回のオリンピック期間中にキャスターが何度も口にするその言葉に軽々しく使われているように感じていました。青春時代を全てその競技に捧げ、人によっては3、4歳の頃からの英才教育に耐えて今に至る選手も…。選手の口から「努力は裏切らない!」という言葉もありましたが、怪我に泣かされたり、運が悪く出られなかった人も数えられないほどたくさんいます。ですからその人達の想い、そして国の威信を背負って戦うってどんな気分なんだろうと、オリンピックに限らずスポーツの大会を見る度に私は思います。ですから逆にちょっと「天然」な性格の方が向いているのかなとも感じます。

私はどちらかというと昔からあがり症でした。人によっては「ちゃんと立派にできるという気持ちがあるから緊張するんだよ」と言いますが、本人にとっては気休めにはなりません。私も過去に「人前でのあいさつ」で緊張した事がたくさんありましたが、振り返ってみて一番緊張した事といえば、消防の大会に出場した時でしょうか。消防の大会というのは、「規律を守りつつ一番早く火を消す(実際には「火」と書かれた看板を倒す)」という動作を競う大会で、指揮者1名と操作員4人の計5人で行ないます。もちろんそれは大切な事なのですが、私が24歳の時に消防団に入ったと同時にそのメンバーになり、その時は何が何なのかもわからず、消防署から来る教官の指示に従い約2ヶ月半指導を受けました。陸上部だった事もあり、走るのは得意だったのですが、とにかくその訓練をやる必要性がわからず、教官に対し毎回いかに頑張っているように見せかけて怒られないようにするかという事ばかり考えていました。

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そしていざ大会当日となり、他のライバルの演技を目にし、そのレベルの違いを痛感。そして私たちの番になった時の事です。私は緊張のあまり手のひらを開いたり閉じたりする事ができなくなってしまい内心とても焦りました。しかしその時、指揮者の指示でメンバーが円陣を組み「やるぞー!おう!」の掛け声。その瞬間に金縛りから解かれたように体が動くようになりました。その結果は皆さん想像の通りですが、大会終了後の飲み会の席では、次回はもっと頑張ろうと思いました。

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スポーツには様々な競技がありますが、陸上競技や競泳などはライバルからの影響はあまり受けませんが、柔道、卓球、レスリング、テニスなどは相手と1対1で戦い、しかも直接組んで戦う競技は相手との相性もあるので本当に難しいと思います。特に柔道やレスリングなどは一瞬たりとも気を抜けません。その中で10年以上王座を維持するという事は本当に大変だと思います。私も高校の体育で柔道をやっていましたが、特に相手が左利きの時などは組みづらかった経験があります。そして強い人と試合した時などは、自分から技をかけにいったはずなのに、気付くと床にたたきつけられています。いったい何がどうなったのかもわからない状態。テレビで観戦していると両者の動きはわかりますが、実際に戦っている二人は全く違う感覚なのだと思います。

そして、私が一番感動したのが団体でメダルを獲得した瞬間。①体操、②陸上のリレー、③卓球でしょうか。今までその競技を引っ張ってきた選手とこれからの若い選手がお互いに助け合って獲ったメダルの嬉しさは格別だと思います。体操の内村さんの個人と団体の演技の時には心臓が止まりそうになったし、陸上のリレーのシーンは何度見ても飽きません。しかし年上の選手たちは、次の東京オリンピックの時に選手として参加するか、それとも指導者として参加するかをこれから決断する事になります。競技だけでなく人生にも言えますが、自分がその第一線から引く気持ちというのはどんなものなのでしょうか。私も父から農業を託され16年。グループの中では若手といわれた私も今年で50歳です。しかし自分は若いからまだまだ大丈夫と思ってはいます。先輩たちも「もう歳だね」と言いながらも出荷場での野菜セット作り、そしてもちろん野菜作りでも会を支えてくれています。笑点の桂歌丸さんも「体力も限界。後輩たちも育ったから…」と言って引退してしまいましたが、私たちのグループの若手はまだまだです(自慢できないが…冷汗)。ですから、これからもず~っと先輩方には元気で頑張って欲しいと思います。そう簡単には引退させませんからね~なんちゃって(笑)

生産者番号 56番 八代弘樹


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カブトムシGO!   ~ 生態系の異常を見逃すな! ~

現在、色々と世間をにぎわせている「ポケモンGO!」。私も子供が小さい頃は、子供の持っている小さなポータブルゲーム機を借りてよく遊んだものです。その当時もポケモンゲームの関係は爆発的ヒットを記録しました。しかし時代は変わり、携帯電話、そしてスマートフォンが普及し、急速にインターネットゲームが主流になってきました。

初めて「ポケモンGO!」の話を聞いた時、そのゲームをするためには外を歩かなければならず体を動かす必要があるので、部屋に閉じこもってインターネット(ゲーム含)をしているよりは良いのではないかと思っていました。しかし、そのゲームによって更に歩きスマホによる事故も増えてきたようで、なかなかうまくいかないな~と感じています。車も自動的に障害物を感知したり、一部の車では自動運転機能も備わっているとか…。スマートフォンも障害物検知機能でも持たせないと事故は防げないかもしれませんね。

また都会では、そのゲームによって、人がある一定の場所に異常に集まってしまって問題になっている所があるようですが、私たちの住む田舎でも所々にそういう場所(スポット)があるようです。やはり神社などがゲーム進行に必要な場所に設定されるケースが多いようです。

ところで、表題にもある「カブトムシGO!」ですが、これは新しいゲームではありません。それは、この夏休みの時期は田舎の山間部の街灯にカブトムシやクワガタが集まってきて、それを捕まえに親子も集まってくるのです。ですから本当の「カブトムシGO!」なんですよ(笑)。しかし地元の人なら危なくて絶対に停車しないような場所などに平気で車を停めているので、この時期の夜の運転はいつも気をつけています。しかし今年はあまり見かけないな~と思っていたら、ここ数年で街灯が水銀灯からLEDに変わりました。LEDは虫が寄ってこないのも特徴です。ですからお目当ての昆虫たちも集まってこなくなったんでしょうね。私が愛用している頭に付けるヘッドライトもLEDなので、虫があまり寄ってこなくて助かりますが、街灯については田舎の楽しみが半減してしまったようでちょっと残念な気がします。

話は変わりますが、少し前に久しぶりに電車を使って都内に行ったところ、線路に落ちないように電車の乗り場に自動ドアが設置されている駅がずいぶん増えている事に気付きました。事故が起きるとすぐにその場所を管理している機関に目が向けられ、早急な改善が要求されます。こうした色々な改善により事故は減っているのかもしれませんが、逆に人間自身の機能がどんどん失われていくような気がしてなりません。人間の長い進化の歴史の中ではたいした事ではないのかもしれませんが、映画の中だけと思われていた機械文明に人間社会が支配されるような事が、近い将来おこるかもしれませんね。

そしてアレルギーの子供たちが増えてきているようで、大豆アレルギーの子は節分に豆まきもできないし、牛乳アレルギーの子はこぼれた牛乳も拭けないほど症状のひどい人もいるらしいです。私たちも野菜と一緒に卵を届けていますが、中には私たちの卵であれば大丈夫ですという嬉しい声もあります。そういう事を考えると、アレルギーでお困りの人の中にも、食物自体よりも添加物など、通常はあまり含まれないものの影響でその症状が重くなっている人もいるかもしれません。以前にもお伝えした事がありますが、残留農薬の影響、そして小さい頃からの過度の「除菌」による影響もあるのではないかと考える今日このごろです。

また、今年近所の人や三芳の仲間が口をそろえて言う事があります。それは「ミツバチ以外の蜂の数が減った」という事です。昨年の夏に私は二度も蜂に刺されました。よく「台風など災害がくる年は低い場所に蜂の巣を作る」と言われています。しかし今年はほとんど蜂の巣を目にしません。今まではスズメ蜂やアシナガ蜂の新しい巣も毎年目にし、小さなうちに壊したりして処置するのですが今年はまだ見ていません。農薬の影響がミツバチだけでなく、他の蜂にも影響を及ぼしているのでしょうか。まあ、冷静に考えると起きて不思議ではないのかもしれませんね。確実に生態系への影響が広がっていると思います。以前観た映画「みつばちの大地」のように蜂の疫病で地球上の蜂がいなくなってしまうかも…(冷汗)。そして街灯にカブトムシが来ないのも単にLEDだけの原因ではなく、昆虫全体の数が減っているのかもしれません。なにげなく見過ごしがちですが、身近の色々な変化に対しても、これから注視していきたいと思います。

生産者番号 56番 八代弘樹


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実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな

いよいよ稲穂の色も濃くなってきました。あちこちの早場米は稲刈りが始まったようで新聞にもその記事が載っています。また私の近所でもお盆に稲刈りを始めた人がいます。農家は休みなしといった具合でしょうか。

そしていつもこの季節になると思い出すのが「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」という句ですが、今までは単に風景を見て詠まれたものだと思っていました。しかしこの句には「人は謙虚であるべき」という意味があるというのを最近知りました。しかし最初から謙虚である必要はなく、稲穂のように穂を出すまでは色々な経験をして上に向かって真っすぐ成長し、目的とする域まで達したら周囲の人にも自然と配慮できるようになるとの事。そう考えると、テレビなどで会社の社長さんのインタビューなどを目にすると優しそうな人に見えるのも納得です。しかし私たち一般人は、しっかり目標を定めるという事、そしてその域まで達したという判断は簡単な事ではないと思います。人はすぐに天狗になるもの。私も自分の得意分野ではつい周囲への配慮が欠けてしまっているかもしれません。私の場合はスポーツやパソコン、そしてカラオケなど…でしょうか(苦笑)

さて、お米の話に戻しますが、我が家は三芳地区(出荷場のある場所)よりも直線距離で3㎞くらい南に位置し、イノシシも3年くらい遅くやってきました。イノシシは山伝いに南下してくるのですが、そう考えると毎年1㎞くらいのペースで南下してきている計算になります。そして私の近所で昨年まで電機柵を張ってある田んぼは全体の50%くらいだったのですが、今年は急に増えました。率にすると85%くらいでしょうか。すると残りの15%の田んぼにイノシシが集中しますし、私の畑もターゲットになるかもしれませんので「対岸の火事」ではありません。

ですから稲作を手広くやっている人は、今年は毎日電気柵張りで大忙し!もちろんその材料だけで40~50万円くらいかかったのではないでしょうか。声をかけるのも申し訳ないくらい毎日あちこちへ移動し「草刈り」&「設置」の繰り返し。普段、道で見かければ車を止めて立ち話などする仲なのですが、こちらも下手に関わって手伝わされてもいけませんから、心を鬼にして素通り(冷酷!)。本当に単純作業は飽きてきますし、おまけに米価も安い。昨年は多雨で田んぼが乾かず、大型機械に泥がつまったり、過負荷で機械が壊れたりしたようですし、毎年踏んだり蹴ったりです。おまけに高齢化も進み本当にあと何年続けられるかといった心境だと思います。しかしそういう人が農業を辞めたら、一気に荒地が増えイノシシ王国となってしまいますので、仕事が落ち着いたら励ましてあげようと思います。

また千葉県は南に突き出た半島。したがって一番南に位置する地区には、まだイノシシが来ていないのかというと、噂ではすでに見かけた人がいるようです。しかも先端までいったイノシシはそれ以上南下できないので、その場所に留まってしまうと思いますし、先端に行けば行くほど半島は細くなりますので、その地区ではイノシシは爆発的に増えるのでは…とも噂されています。先日、地元の新聞に、漁業で使い古した「網」をイノシシ避けに使う取組みの記事が載っていましたが、イノシシも本気になれば網もひとたまりもないかもしれません。先々の予測はできませんが、本当に頭の痛い話です。またイノシシは泳ぎが上手らしいので、泳いでもっと南の島にでも行ってくれれば助かりますね。

昔は野犬も多かったので、ヒヨコはもちろんですが、大きくなった鶏たちも夜に大きな音や振動などで、ショックで死んでしまった事があると先輩方に聞いた事があります。「鹿」「猿」「キョン」の目撃情報もありますので、これからもっともっと予測不能は問題が発生するかもしれません。

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また、先日台風が直撃し我が家でも被害がありました。稲は倒れ、トマトの支柱は将棋倒しになりました。またナス、ピーマン、シシトウ、万願寺とうがらしの木は根元から振り回され、枝も折れました。大雨でしたので鶏小屋の屋根の穴からは雨漏り。もうあきらめて冬野菜の準備をしようとも考えました。しかしその翌日、仲間の田畑に目をやると確実に我が家よりひどい様子。これは今後の野菜に大打撃があると思い、家に帰って倒されたトマトの支柱を紐で引っ張り、なんとか人が入って収穫できるスペースを確保しました。その他の倒された野菜も少しずつ直していきたいと思います。そして、台風で害虫が飛ばされたかと期待していましたが、しぶとく残っているようで、トマトがしっかり食べられていました。なかなか敵もさるものです。また、週明けには迷走中の台風10号が北上してくるようです。このメルマガが届く頃はどうなっているでしょうか。皆さん、台風が来ないよう神に祈りをお願いします。

生産者番号 56番 八代弘樹


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