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2016年10月25日 (火)

「新米」&「初産の卵」でちょっと贅沢

< 9月20日のメールマガジンの内容 >

最近、我が家のヒヨコたちの鶏舎にちょっと変化が出てきました。それは、地面に鶏の羽が散らばっている事。そしてその現象は鶏たちが自立してきた証拠でもあります。人もそうですが、産まれてすぐは異性を意識する事はなく育ちます。そして小学生くらいになると少しずつ意識するようになりますよね。我が家の鶏たちは人で言えばそろそろ高校卒業くらいなのかもしれません。

異性を意識しだすと「ちょっかい」を出したくなるものです。また同性に対してもライバル意識などが芽生え、いざこざがおこったりします。鶏たちの場合、その証拠が羽の散らばりだと私は考えています。毎年の事ですがもちろん体が小さくて弱い鶏や、目などを怪我している鶏もいて、その鶏たちはとりあえず集中治療室(仕切られた小部屋)で生活しています。

また雄鶏の「コケコッコー」の鳴き声もだんだんと上手になってきました。まあ中には、聞くと吹き出してしまうような不器用な雄鶏もいるようですが、だんだんと上達していくと思います。

そして9月6日待望のその時がきました。お昼すぎに私が鶏舎にいったところ小さい卵が一つ転がっていました。今年ヒヨコを入れた鶏舎は他の鶏舎とは全く別棟になっているため、他の鶏舎の鶏がまぎれ込む事は考えられないので、まぎれもなく「初産」の卵!卵は小さい分、殻は厚くしっかりしていてなかなか割れませんでした。

また、今年は16年目で初めて9月最初からお米を出荷する事ができました。我が家では早生の「ひとめぼれ」と中生の「コシヒカリ」の2品種を作っています。しかしザリガニ被害などに遭い稲の株数が減ると、そこの稲だけは競合する稲がいないため、より根を張りまだまだ成長しようとして葉に栄養がいき、なかなか穂が黄金色に実りません。結局今年は「コシヒカリ」を作った田んぼの方が早く実り、先に刈り取る事になりました。

という事で今年は初産の卵に新米が間に合い「新米コシヒカリ」&「初産の卵」で卵かけごはんをいただきました。よくよく考えたら卵かけごはんを食べるのも久しぶりだったため、味は格別でした。また初産の卵は食べると若返るという噂もあるので、しばらくしたら私の白髪も減ると思います。もしも変化が見られましたら逐次ご報告しますのでご期待ください。

今回の卵もそうですが、この時期は葉物のエサが少ないので卵の黄身の色が薄くなります。しかし世間では、普通は鶏たちの主食であるトウモロコシをわざわざ米に換えて育てた「黄身が白いたまご」というのを売り出した会社があるらしいのです。そして「米で育てるので米との相性は抜群」だそうです。私たちの鶏は四季によってエサが変わります。しかしもちろん主食は「米(くず米&ヌカ)」ですので、一年中いつ食べても「米との相性は抜群」ですね。しかも旬の露地野菜(B級品)も食べているので、その季節毎の旬の卵と言えると思います。卵は「命」です。私たちは卵を食べる事を「命」をいただくと表現していますが、そういう意味では、たとえ黄身の色を良くするためだとしても本来は鶏たちが口にするような事のない海藻類や骨粉などを食べさせるのはどうかと思います。

Photo

また、今回は鶏と卵の話という事で、我が家の鶏小屋の特徴について少し説明させていただきます。我が家の鶏小屋は3つの特徴があります。ちなみにどれも20年以上前の父のアイディアです。それは①鶏舎傾斜しているという事。ちなみにダジャレではありませんし、建物が弱って変形しているわけではありません(笑)。それは鶏舎の建っている場所が傾斜しているという事です。そして出入口が両端に2つあり、高い場所の入り口から野菜のクズなどの有機物を入れると、鶏たちが食べたり、混ぜたりしてくれて、低い場所までくる時には鶏糞と混ざり熟成されサラサラになっています。そしてそれを畑で使っています。本当はそれをしばらく積んで適度な水分を与え、更に発酵させると熱で雑草の種も腐るので最高なのですが、最近はそこまで余裕がなくなっています。そして②自動ドアです。普通は鶏舎の中に入った時には、中からも閉める仕掛けが必要なのでしょうが、我が家はロープと滑車で自動的に閉まるので手で閉める必要がありません。以前に山仕事の記事を載せた事がありましたが、写真のように滑車を絶妙な角度から組み合わせるところなどは、林業の分野からきたアイディアと技術なんだと思います。③屋根の下に板を多く張ってあるという事。これは断熱効果を狙っています。特に鶏は暑さに弱いので、夏場は効果を発揮していると思います。屋根のトタンはコンロの上のフライパンのように熱いですが、その下は板のおかげで涼しく、我が家の鶏たちも「こんがりチキン!」になる事はありません(笑)。

現在は野菜や卵が少なく、会員の皆様にはご迷惑をおかけしていますが、卵についてはこれからジワジワと増えてくると思われます。ちなみに我が家は現在、人参畑の雑草と格闘中です!

生産者番号 56番 八代弘樹


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