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2017年4月

2017年4月15日 (土)

我が家の柑橘類について

23番  稲葉晃一  

 

「稲葉さんのところはみかん畑が多いですから、これ書いて下さい。私たちは、果実は実るものと思っていて、今年は豊作、今年は不作ぐらいにしか考えていないのですが、世話が大変なんですってね」と和田あき子さんから質問状をもらいましたので、以下のとおり回答いたします。私自身長らく勤めの傍らの農作業でしたので、ミカンも毎年実るものと思っていました。今更ながらに、両親が健在の内に早く伝授してもらうべきだったなと痛感しています。なので、素人同様の回答になりますこと、ご理解ください。

   昨年のミカン不作の原因=我が家の温州ミカンは、私が子どものころ、50年以上前に植えたもので寿命らしく、近年枯死樹が多く、さらに裏年も重なったためと思われます。隔年結果は老木ほど、その傾向が強いようです。また、管理不足が大きな主要因です(笑)


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  一年を通じての作業=春先からの剪定に始まり、施肥、草刈、摘果、収穫等がメインとなります。老木化により、苔が生えてくるので適宜除去が必要です。この苔は枯死の原因になりますが、なかなか手が回らず、現状は草刈で手一杯です。

  無農薬無化学肥料でミカンを栽培する一番の難しさ=基本的に通常栽培ですと、そうか病・黒点病・ハダニ・アブラムシ・カミキリムシ等の病害虫対策として年間多くの種類の農薬を散布します。私たちのミカンについて、会員の皆さんには、外見等かなり我慢していただいている感もあり、大変恐縮に存じます。害虫には悩まされますが、特にカミキリムシの対策が大変です。夏場に樹の周りに白い粉が吹いていると、その中に幼虫がいて、幹を食い荒らします。対策としては、針金等でつついて、虫を除去するのですが、暑い時期、草も大量に繁茂しているので、草刈だけで精いっぱいなのが現状です。そのまま放置すると枯死となります。

  野生動物の被害=イノシシにより幼木は幹ごとに根こそぎなぎ倒され、毛根等食い荒らされます。同様に、成木も背の届く範囲のミカンは食べつくされます。皮が散乱しています。苗木時は、ウサギによる食害があり、幼葉が食べられ、幹のみとなり、枯死します。サルがまだ群れで押し寄せていないのが幸いです。

  いよかん・三宝柑・八朔・川野の今年の作柄=いよかん・三宝柑は我が家では栽培しておりません。八朔については、少しありますが、病気により矮小化が進んでいます。川野については、管理不足とイノシシ害等により出荷はやや少な目です。晩柑類は、適正管理により隔年結果はあまりないように思います。

  新品種の取り組み=シークワーサー等取り組んでいる方がおります。

  レモンの栽培=レモンは比較的栽培しやすく、多くの方が出荷しています。イノシシも酸っぱいのか、あまり被害はないです。

  今年の夏ミカンの作柄=夏みかんはどの農家でも庭先等にあると思います。我が家にも多くありますが、管理不足で、小粒が多くなってしまいました。加工される方もいらっしゃいますが、あまり人気はないのかなと認識します。

  今後について=現状は、枯死していく温州ミカンばかりなので、苗木を植栽し始めました。結果は、数年くらい先となろうかと思いますが(笑)。後年の管理も考慮して、庭先で一年肥培して、その後畑へ移植しています。その際、ウサギの食害を避けるため、ビニール袋で覆いをかけております(写真)。また、晩柑類等を投入し、年間通じての柑橘類の生産を目指したいと思います。

多年、ミカン狩り援農等でお世話になっています。依頼する場所を言わなくても「あそこの畑だよね!」ってことで、夕方遅くまで援農していただいた食べる会会員の方々ありがとうございます。「ミカンもぎにきて!」と早く言えるようなミカン山にしたいと思います。いつになることやらですが……


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3月半ばの農作業(3月8日~14日)

田畑の耕運と苗床準備と種まき

                     32番 君塚弘和

  出荷する野菜は少ないのですが、いま三芳ではみな忙しく働いています。3月も半ばを過ぎると、苗づくりに入ります。まずは保存しておいた種もみ(ひとめぼれ)を温湯消毒し、苗床用のハウスを建てて発芽させる仕事です。田んぼの耕運も始めました。春野菜の種まきもしますので、畑の耕運もします。今週の仕事ぶりを日誌にしていました。わが家は私と妻と母で農作業をしています。機械を使う耕運作業は私がやります。家族は種まきや芽が出てきた野菜畑の草取りが主です。一昨年から私は南房総市消防団長をしていて会議に出たり、今週はなかったのですが、火事が発生すると緊急出動します。その分家族が頑張ってくれています。私は、昨夏傷めた右肩靭帯も治って、農作業も100パーセント出来るようになりました。配送にも運転手として行っています。ご心配いただきありがとうございました。配送は土曜日がメインですが、最近は怪我の59番大橋さんの代行で火曜日にも行ったりしています。

38日(水) 午前中はシイタケの駒打ち。早稲田大学ボランティア6名と12番古宮さんが手伝ってくれた。午後、苗床のためのハウス建て。家族はスナップエンドウ畑の草取り。

39日(木) 朝、出荷場へ。今日の出荷物は卵、キャベツ、米。午後、種もみの温湯消毒と畑耕運。家族は物置の片づけ。夜、生産グループ出荷事務会議、館山の居酒屋で。

310日(金) 家族とジャガイモ20キロ植え付け。田んぼ耕運。野菜の収穫と出荷準備。

3月11日(土) 出荷場へ。今日の出荷物は卵、ネギ、キャベツ、ブロッコリー、シイタケ、米。配送(土-2)。家族は玉ねぎとスナップ畑の草取り。

312日(日) 午前中家族でニンジンの種まき。午後、畑の耕運。家族は草取り。

  313日(月) 午前中田んぼを耕運。午後、館山で安房郡市消防団長会議。家族は野菜の収穫と草取り。

  314日(火) 出荷場へ。卵、キャベツ、ブロッコリー、味噌、切干大根を出荷。南房総市消防防災会議。

 

 

 


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ひよこが来た!

20番  溝口和基

 ジャガイモを植えて、ソラマメの花が咲いて、ニンジンを播いたらヒヨコがやってくる日になりました。

 我が家には鶏小屋が三つありましたが、三年前の台風で一つが壊れてしまい、鋭意?建て直し中です。そのため、作業場の横にある物置だった部屋を片付けてヒヨコ専用スペースとして使っています。成鶏にとっては十分な広さではないので、年末に空いた鶏小屋へ鶏の引っ越しをします。

鶏小屋は住まいから作業場を挟んだ反対側に、10メートルほど離れて3つ建っています。慣れていれば気になりませんが、慣れていない人が家に泊まったら鳴き声で目が覚めてしまうかもしれません。住まいから離れたところに鶏小屋を持っている人もいます。

 ヒヨコが来る前の準備は、まず前の鶏が残していった鶏糞をすべて外に出します。次に(保健所の指導により仕方なく)消毒用の石灰を小屋の中と周りに撒きます。その上に地面を覆いつくすほどのもみ殻を敷いて、ヒヨコの育雛箱を置きます(写真➀)

 育雛箱といっても簡単なもので、横100センチ、縦200センチ、高さ20センチほどの木の枠で、半分に屋根がついています。床は枠に合わせた大きさの薄い木の板です。育雛箱を組み立てたら、床に新聞紙を何枚も重ねて敷きます。この新聞紙は汚れるたびに上から1枚ずつはがして外に出します。

 育雛箱の天井からは白熱球が3つぶら下がっています(写真②)。これは明かりというだけではなく、ヒーターとしての機能もあります。寒い時や春先の夜中は3つとも電源を入れて、暖かい時には1つか2つ電源を切って調節します。と言っても、ヒヨコたちは暑かったら外に出て、寒かったら集まって暖を取るので、そこまで厳密に温度調整をしているわけではありません。

 屋根のあるところに保温のための麻袋や毛布をかけ、空いたところに飲水器とエサ箱を置いて育雛箱の完成です。準備はこれで終わりです。

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 生産グループで飼っているニワトリには「ハブコック」と「ゴトウ」という二種類の品種があります。それぞれ扱っている孵卵場(卵からヒヨコをかえすところ)が違うので、どちらの品種を選んだかによってヒヨコが届けられる日が違います。

 今年はハブコックが34日、ゴトウが37日にやってきました。中雛(品種はゴトウ)は5月に来る予定です。朝、出荷作業が始まる前、出荷場にそれぞれの孵卵場の車でヒヨコが届けられました(写真③)。ヒヨコは、中が4部屋に区切られた段ボール箱に100羽ずつ程入れられています(写真④)。出荷場で各々が注文した数に分けて、それぞれの家に連れていきます。全体での羽数は、ハブコックが4件で570羽、ゴトウが3件で450羽、中雛が8件で800羽の予定です。今年はヒヨコを入れないという人も何人かいます。ちなみに、中雛の値段はヒヨコの約3倍とのことです。

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 我が家では150羽のゴトウを導入しました。75羽ずつ2つの育雛箱に分けて入れます。はじめのうち、エサは玄米と糠だけで、一週間くらいしてから細かく刻んだ野菜くずを与えます。さらに数日後からゆで卵をすりおろしたものを与えます。これが大人気で、ヒヨコたちが飛びついて来るのを見るとなんだか複雑な気分になります。はじめのうちは人間を警戒してすぐに部屋の中に隠れてしまいますが、慣れてくると「エサを持ってきた」と思うのか入っただけで囲まれるほどになります。しゃがんでいると膝に乗ってきたりもします。成鶏になっても肩に乗ってくることがあります。なつかれているのかエサを探しているのか……。

 ヒヨコがやってきてからしばらくは、夜中に様子を見に行きます。主に温度が低くてヒヨコが凍えていないかを確かめに行くのですが、白熱球を使っているので火災が起きていないか確認する意味もあります。

 導入から一週間ほどで、昼間は育雛箱の外に出して夜は戻し、外(といっても鶏小屋の中ですが)の環境に慣れさせます。一か月ほどたつと体が大きくなり、育雛箱が窮屈になるので、外に出して育雛箱を解体します。最初の産卵の前くらいに不安定になることがありますが、外に出してからそれまではあまり手間がかかりません。

 今年のヒヨコは気温が高い日が多かったせいか、とても元気です(写真⑤)。この元気を保ったまま成長してくれることを願いながら世話をしていきたいと思います。



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