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2017年4月15日 (土)

ひよこが来た!

20番  溝口和基

 ジャガイモを植えて、ソラマメの花が咲いて、ニンジンを播いたらヒヨコがやってくる日になりました。

 我が家には鶏小屋が三つありましたが、三年前の台風で一つが壊れてしまい、鋭意?建て直し中です。そのため、作業場の横にある物置だった部屋を片付けてヒヨコ専用スペースとして使っています。成鶏にとっては十分な広さではないので、年末に空いた鶏小屋へ鶏の引っ越しをします。

鶏小屋は住まいから作業場を挟んだ反対側に、10メートルほど離れて3つ建っています。慣れていれば気になりませんが、慣れていない人が家に泊まったら鳴き声で目が覚めてしまうかもしれません。住まいから離れたところに鶏小屋を持っている人もいます。

 ヒヨコが来る前の準備は、まず前の鶏が残していった鶏糞をすべて外に出します。次に(保健所の指導により仕方なく)消毒用の石灰を小屋の中と周りに撒きます。その上に地面を覆いつくすほどのもみ殻を敷いて、ヒヨコの育雛箱を置きます(写真➀)

 育雛箱といっても簡単なもので、横100センチ、縦200センチ、高さ20センチほどの木の枠で、半分に屋根がついています。床は枠に合わせた大きさの薄い木の板です。育雛箱を組み立てたら、床に新聞紙を何枚も重ねて敷きます。この新聞紙は汚れるたびに上から1枚ずつはがして外に出します。

 育雛箱の天井からは白熱球が3つぶら下がっています(写真②)。これは明かりというだけではなく、ヒーターとしての機能もあります。寒い時や春先の夜中は3つとも電源を入れて、暖かい時には1つか2つ電源を切って調節します。と言っても、ヒヨコたちは暑かったら外に出て、寒かったら集まって暖を取るので、そこまで厳密に温度調整をしているわけではありません。

 屋根のあるところに保温のための麻袋や毛布をかけ、空いたところに飲水器とエサ箱を置いて育雛箱の完成です。準備はこれで終わりです。

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 生産グループで飼っているニワトリには「ハブコック」と「ゴトウ」という二種類の品種があります。それぞれ扱っている孵卵場(卵からヒヨコをかえすところ)が違うので、どちらの品種を選んだかによってヒヨコが届けられる日が違います。

 今年はハブコックが34日、ゴトウが37日にやってきました。中雛(品種はゴトウ)は5月に来る予定です。朝、出荷作業が始まる前、出荷場にそれぞれの孵卵場の車でヒヨコが届けられました(写真③)。ヒヨコは、中が4部屋に区切られた段ボール箱に100羽ずつ程入れられています(写真④)。出荷場で各々が注文した数に分けて、それぞれの家に連れていきます。全体での羽数は、ハブコックが4件で570羽、ゴトウが3件で450羽、中雛が8件で800羽の予定です。今年はヒヨコを入れないという人も何人かいます。ちなみに、中雛の値段はヒヨコの約3倍とのことです。

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 我が家では150羽のゴトウを導入しました。75羽ずつ2つの育雛箱に分けて入れます。はじめのうち、エサは玄米と糠だけで、一週間くらいしてから細かく刻んだ野菜くずを与えます。さらに数日後からゆで卵をすりおろしたものを与えます。これが大人気で、ヒヨコたちが飛びついて来るのを見るとなんだか複雑な気分になります。はじめのうちは人間を警戒してすぐに部屋の中に隠れてしまいますが、慣れてくると「エサを持ってきた」と思うのか入っただけで囲まれるほどになります。しゃがんでいると膝に乗ってきたりもします。成鶏になっても肩に乗ってくることがあります。なつかれているのかエサを探しているのか……。

 ヒヨコがやってきてからしばらくは、夜中に様子を見に行きます。主に温度が低くてヒヨコが凍えていないかを確かめに行くのですが、白熱球を使っているので火災が起きていないか確認する意味もあります。

 導入から一週間ほどで、昼間は育雛箱の外に出して夜は戻し、外(といっても鶏小屋の中ですが)の環境に慣れさせます。一か月ほどたつと体が大きくなり、育雛箱が窮屈になるので、外に出して育雛箱を解体します。最初の産卵の前くらいに不安定になることがありますが、外に出してからそれまではあまり手間がかかりません。

 今年のヒヨコは気温が高い日が多かったせいか、とても元気です(写真⑤)。この元気を保ったまま成長してくれることを願いながら世話をしていきたいと思います。



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