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2019年1月22日 (火)

たまごの話

たまごの話                              20番 溝口和基

 

年末年始の配送が休みだった時も、鶏たちは卵を産むのを休んでくれません。出荷ができないので多少は親戚などに配ったりしますが、

それでもどんどん卵がたまってしまいます。マヨネーズも作りますが、この様子だとしばらくは特注が受けられそうです。

若鶏は初産の時期に卵をよく産み、寒くなると少し減り、春先になるとまた増え始めます。

我が家の若鳥は、最盛期には一日に羽数の半分ほどの卵を産み、今は羽数の三分の一ほどで安定しています。

若鶏がいる鶏小屋には高い位置(地面から150センチほど)と低い位置(30センチほど)の二か所に産卵箱を設置しています。

高いほうの産卵箱に入るには、いったん止まり木に乗ってから飛び移らないとたどり着けません。それにもかかわらず、

ほとんどの鶏が高いほうの産卵箱で卵を産みます。本能的に敵から狙われにくい、高い場所で産卵をしたがるものなのかもしれません。

それか、低いほうの産卵箱は入り口が狭いので入りづらいだけかもしれません。今度ヒヨコを入れる予定の鶏小屋を、年明けからリフォームしています。

そこの産卵箱を二階建てにしてみたので、上と下のどちらの産卵箱が人気となるか見てみたいと思います。

 産卵箱の床は木の板なので、そのままだと卵が産み落とされたときにぶつかって、ひびが入ってしまします。

そこで、卵の割れを防ぐために産卵箱の中にもみ殻か切り藁を入れています。入れてからしばらくは何事もないのですが、

そのうち鶏が切り藁を啄んで外に出すなどするので、だんだんと減っていきます。もみ殻を入れた場合には、わざわざ足でどかして窪みをつくり、

すわりのいい状態にするので床が露出してしまいます。

たまに産卵しているところに出くわすことがあります。産卵しそうな時と卵を温めているときに産卵箱に手を入れると威嚇されます。

鶏によってはつついてきます。あまり痛くありませんが、つつかれるのもいやなので産卵の様子を眺めていると、卵はとがった側を下にして産み落とされます。

卵の殻には小さな気孔が空いていて、それが丸い側には多く、とがった側には少ないので、とがった側のほうが強度があるため下を向いて産み落とされるそう

です。卵パックや箱に入れるときもとがっている側を下にします。

産卵の直後は卵の表面が湿っていますが、数秒もすると乾きクチクラ層という膜をつくります。クチクラ層は細菌が卵に入るのを防ぐ役割がありますが、

洗卵すると洗い流されてしまうそうです。水拭きでも取れてしまうのかはわかりません。産み落とされて湿っている間に、産卵箱の中の汚れが付着してしまう

ようですが、もみ殻はなぜかあまり殻につきません。卵の上に卵が産み落とされた場合も汚れは付きません。その時は下の卵にひびが入ると思いますが。

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参考資料 『たまご大辞典 改訂版』 高木伸一著 工学社

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